裏日光円坐道場 円坐・未二カウンセリング(未二観)縁坐舞台
8月26日〜28日の3日間
橋本久仁彦さんが、日光へお越しくださいます。
この度、集まった方々で,円坐、未二カウンセリング(未二観)をしたいと思います.
……
2人のひとが時間を決めて,それぞれの言葉を一字一句、「てにをは」まで聴き辿る未二カウンセリング(未二観)は、
ひとの話を聴く稽古としての形ではありますが、
私の体験では、ひとの言葉が聞けるようになるために習う種類のものではなく、
他の人の言葉を辿るという業のあらわれを
厳然とした事実として目撃する、といった様相があります。
そして、その事実を確認する時,
そこにあるのがどんな言葉であっても、
圧倒されるような時空間が広がり、飽くことがありません。
私たちは、ただこの人を知りたい、と思ったとき、
言葉を聴ける能力や技術があるなしに関係なく、
「あなたの言葉を聴いてしまった…」
というような瞬間に出会うことがありますが、
その衝撃の実感に、近いところもあります。
…
ひとは死後、自分の人生の全てを、今度は他の人の目で振り返るという、49日間を経験するそうです.
チベット密教では、それをバルドゥ期間というらしいですが、
そこで、自ら天国に行くのか地獄に行くのか決めるというのだから、
自分の姿のある真実を見せられるのは、なかなかハードな経験なのだと思います。
生きていれば,言い訳や弁解もできると思うけれど、
そうではなく、ただほんとうに辿られた他者の眼差しの中での自分の姿というのは、
ある意味において,一度死なせなくてはならないのではないか
他者の間で自分の姿があらわになる円坐や未二観の限りある時間というのは、
生きながらのバルドゥのような側面があるかもしれない、と感じることがあります。
バルドゥなど実際には体験したことはないので適切ではないかもしれないけれど、
生きているあいだに、これほど他者の中にいきる自分の姿を最後の一息まで辿られることを、
私は他に知らないからです。
……
言葉を辿り、他者に会いにいくとき、
何度も新たに出会うことができ、そして、実体としてはいなかった時間空間も同時に重なり合って、
遠いむかしに出会っていたなあという気もします。
これまで、橋本さんはお会いするたびに、
なんどでもなつかしく、言葉のふるさとを訪ねてくださり、出会い直しをしてくださいました。
ふたたびの日光で、新たに出会いたいと思います。
ご一緒する方を募集しています。
追伸
未二カウンセリングの実習は全員行う予定ですが,希望の先着者、2組ほどのレビューを考えていますが、
どのようにできるか事前にご相談お知らせします。
◆日程┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
・2022年8月26日(金)〜28日(日) (2泊3日)
・集合場所:東武線下今市駅(電車の時間を合わせてお迎えに行きます。)
・開催時間:8月26日(金)13時半〜
(開場11時)
解散時間:8月28日(日) 16時00分頃
◆会場┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
栃木県日光市小林地区
*会場、宿泊場所などの詳細は、参加者へそれぞれ連絡します。
◆参加費┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
・42,000円
円坐、影舞、未二カウンセリング(未二観)等の舞台稽古
宿泊費、初日の夜から3日目の昼食まで6食分
◆募集人数┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
・6名程度
︎お申込み/お問い合わせ┈┈┈┈┈┈┈┈
桜井敦子
sakura.fule@gmail.com
携帯:080-3250-5876
または、桜井敦子メッセンジャーへ
*お申し込みの際にはメールの件名
「裏日光円坐道場申し込み」と書いて、
本文に下記項目をご記入ください。
追って、参加費振込先、スケジュール等を送ります。
① お名前
② なるべく早く連絡がとれるメールアドレス
③ 当日連絡がとれる電話番号
④ 当日のご来場方法 (車か電車か)
⑤橋本久仁彦さんへのメッセージ
または参加動機など
(他、主催者に要望などございましたら、お言葉をお願いします。)
不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
◆守人┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
有無ノ一坐 坐長
橋本久仁彦
<橋本久仁彦さんプロフィール>
1958年大阪市生まれ。大学卒業後は高校教師となり、アメリカの心理学者カール・ロジャーズが提唱した
パーソン・センタード・アプローチに基づく「教えない授業」を10年間実践する。
その後アメリカやインドを遊学し、人間同士の情緒的なつながりや一体感とともに発展する有機的な組織作りと、
エネルギーの枯渇しない自発的で創造的なコミュニティの建設に関心を持ち続けている。
平成2年より龍谷大学学生相談室カウンセラー。様々な集団を対象とした非構成的エンカウンターグループを行う。
平成13年12月に龍谷大学を退職、プレイバックシアタープロデュースを立ち上げ、
プレイバックシアター、エンカウンターグループ(円坐)、サイコドラマ、ファミリー・コンステレーション、コンテンポラリーダンスなど、
フィールド(舞台)に生じる磁場を用いた欧米のアプローチの研究と実践を積み重ねるも、10年間の活動を終え、その看板を下ろす。
現在は、日本人の存在感覚に根差した口承即興舞台「きくみるはなす円(縁)坐舞台」を実践する「有無ノ一坐」坐長。
教師やカウンセラーとして生涯手掛けてきたミニカウンセリングは、位相を進めて「未二カウンセリング(未二観」となり、
円坐は同じく「円空坐」となり、縁坐舞台も「縁起の坐舞台」と成って様式が整い、
近年輪郭が明らかになった「影舞」と合わせて、生死・顕幽の境を超えて不生不滅の景色を展望する四つの終の仕事となった。
仲間も変遷し、この頃は生死を共にする有縁の仲間(一味)と連れ立って、毎日がこの世の名残りの道行である。
高野山大学スピリチュアルケアコース講師。
円坐舞台守人。影舞人。
裏日光円坐道場主
桜井敦子