東京姉弟円坐
新年明けましておめでとうございます。
ご無沙汰しております。橋本悠です。
皆様2022年はどの様な年になったでしょうか。
コロナの騒動も始まってもう4年目に入りましたね。
問題はどんどん起きて足踏みしたくなりますが時間が経つのは変わらず早いです。
さてこの度、毎週金曜日に大阪の山月記スタジオで定期開催している姉弟円坐を
今回限定で東京にて開催します。
東京姉弟円坐
【日時】
2023年1月20日(金)18時〜21時50分
【開催場所】
日本橋公会堂
東京都中央区日本橋蛎殻町一丁目31番1号
【参加費】
6,000円
【守人】
橋本仁美
橋本悠
【申込み・連絡先】
hitomi.hashimoto918@gmail.com(橋本仁美)
kagemai@au.com(橋本悠)
この円坐で目指すところは無条件の肯定的尊重の先にある場面です。
失言等多々あるとは思いますが、全て必要な事柄です。
だからと言って受け入れろとは言いません。
ただ御自身の納得できる様、自分を自分で大切にできるやり取りをしましょう。
それでは、今年もどうかこの姉弟2人をよろしくお願いします。
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あけましておめでとうございます。橋本仁美です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
「姉弟」と書いて「してい」と読みます。
変換したときに「師弟」と出てきたりもしますが、
橋本悠は家族関係では弟でも、人間関係においては師の一人です。
彼は、舞台役者として歩んできた道のりから
会話の場面を、シーンとして成立しているかどうか
という視点で捉えます。
そして円坐のなかで起こる人間関係をみながら
各場面で何が起こっているのか、そして
自然なやりとりとはどういう態度や言動なのかを
素早く、鋭く、細かなニュアンスに至るまで
簡潔に言語化していきます。
無条件の肯定的尊重とは、普通に会話をすることです。
気持ちを尊重することや傾聴することではなく
相手の言葉や態度に対してそのままリアクションすることです。
子どもたちは日常的にやっていますが、
大人になるとさまざまな利害関係やしがらみから、
自分に居付く(自分にこだわる、自己完結する)か、
相手に取り付く(相手を察して期待通りに振る舞う)か
のどちらかになるやりとりがほとんどとなり、
相手に対する純粋な反応をお互いのあいだに置くことが
できなくなってしまうようです。
その結果、もともとの自分の反応ができなくなり、
自分を見失ってしまったり、他者と関われなくなるなど
コミュニケーション上の問題が発生することになります。
いっぽう普通の会話ができるようになると、
現実を共有しているため対応が早くなり、
不要な摩擦や問題が起きなくなります。
まっすぐな反応を返し合うようになり、
誰に対して同調しているわけでも迎合しているわけでもなく、
混沌としているのに、
調和している状態になります。
これが、私から言語化してみたところの
弟が言う「無条件の肯定的尊重の先にある場面」です。
「みんな違ってみんないい」という
金子みすゞさんの詩の言葉がしばしば思想の表明として
用いられ、スローガン的に使われて終わりがちですが、
金子さんの詩に出てくる鈴でも小鳥でもなく
反応を歪めてしまった大人の人間同士が向き合う際に
お互いに「みんないい」に本当になるためには、
スローガンを掲げているばかりではなくて、
相手の言動を適切に受け取り応答することを
自然に行えるようになるための
実地訓練をしていく必要があります。
その実地訓練の場となるのが円坐であり、
姉弟円坐はとくにその色合いが強いかなと思います。
そんな円坐を今年も姉弟でさらに展開していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。