第14回 皐月のふるさと相聞茶堂

一昨日の夜、この世の名残り 旅の一坐 高知四万十 円坐街道から帰阪しました。

有無ノ一坐の橋本仁美さんが四国高知の四万十で暮らしていた頃から大変お世話になり、今もずっとやりとりの続いている高知の四万十の方々に、実際に会いに各地から集まった方々と今年も四万十のY川さんのお家に泊めていただいて寝食をともにさせていただきました。

数々の山菜や鮎などをいただき、夜の川エビ漁にも連れて行っていただいて、大勢で食卓を囲み、豊かな自然や四万十の人との交流を通じその土地で懸命に生きる人々の精神にふれ、円坐あり影舞ありの4泊5日の円坐旅でした。誠にありがとうございました。

相聞茶堂の開始当初よりお世話になりずっとご参加くださっている高槻の川Nさんが、四国お遍路旅をなさっていたこともあり、高知の茶堂の精神に敬愛をもって「相聞茶堂」と、命名いたしました。

その高槻の川Nさんと高知の四万十のY川さん。

単に年齢が近いというだけではなく、どこか共通する精神の持ち主のような気がしてるのは、どうやらわたし1人ではないようです。

ひとたび向き合うと、こちらの背筋は伸び、そばにいるととても優しく、知らず知らずのうちに落ち着きます。人生、山あり谷あり、苦しい時も楽しい時も、全部込みで、まるごと生きて来られたからでしょう。

先月の芥川は、青空を鯉のぼりが元気に泳いでいました。

桜堤の野外でのふるさと相聞茶堂が終わってから、しばらくの語らいの時間、川Nさんが、ご友人を囲んで、お仲間の方々が写る集合写真を見せてくださいました。

三月のふるさと相聞茶堂の三日前に、京都のそのご友人の方を訪ねられた時、散歩道で「花」を一緒に歌われたそうで、春のうららかな光景が、また再び、桜堤にひろがりました。

先月は、東京からご参加してくださってた方が、ふるさと相聞茶堂に絶対連れて来たかった、と話していたその方とも、もうお会いしてるような、その方を囲んで円坐がもう始まってるような不思議な感覚がありました。

そして、もう一人の参加者の方からも、覚悟を問われ、参加者の方同士じわじわと影響が及ぼしあい、見えないけれど、円坐の酵母が既に動き始めている、そんな前回の「卯月のふるさと相聞茶堂」でした。

それでは、どなたでももしよかったら、皐月のふるさと相聞茶堂へご縁をお待ちしております。

松岡弘子

< 第14回 皐月のふるさと相聞茶堂>

日時:2023年5月25日 13:30〜16:30
場所:高槻市芥川町の和室 車送迎有り
会費:3,000円
守人:有無ノ一坐 松岡弘子

内容:円坐・未二観・ 影舞
申込:soumon.enza@gmail.com 松岡