第三回 大人の森のようちえん 幡豆円坐 @愛知県西尾市
第三回大人の森のようちえん!
「幡豆円坐」開催いたします。
< 第三回 大人の森のようちえん! 幡豆円坐 @愛知県西尾市 >
日程:2024年6月30日 (日) (11時~17時)
舞台:愛知県西尾市幡豆の海の見える野外
守人:橋本久仁彦 松岡弘子 橋本仁美
会費:1万円
申込:soumon.enza@gmail.com 松岡弘子
hitomi.hashimoto918@gmail.com 橋本仁美
〇 有無ノ一坐 : https://umunoichiza.link
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「たっぷりの愛と自然とふれあい、
子育てを支え合い、喜びに満ちた社会実現を目指す。」
「命の根っこを輝かそう。
森で、海で、里で、この空の下で。」
子ども達に向かってこう言えるためには、
既存の社会体制と戦う開拓精神が必要で、
だからこそ、森のようちえんの理念となった所以だとおもいます。
元々、子どもたちの自己肯定感を育むものではなかったはずです。
生死を越え「意志」というものがどんな人にもあったはずですが、
社会のニーズや流行に合わせたり、世間体や評判を気にしすぎて、
自分の本領を忘れ資格や権利を乱用し仕事を奪って生きています。
地上に人間として生まれてくる前からあった、
願いというか祈りのような「精神理念」を思い出せなくなっている人もいて、
運命は眠り込む意志を叩き起こすために我々の精神に喜びと困難を与えます。
苦しみや悲しみなど・・
困難だけでなく喜びも魂を磨きます。
一生懸命に人と関わり生きていると、
やがては、人や物や事を照らし出し、
生死を越えて輝きを放つのでしょう。
ここでいう大人の森のようちえんとは、
幡豆の空や海や山の風景を駆けていく、
ふるさとの精神の円坐街道のことです。
今回も、越智久美さんと有無ノ一坐の再会の約束を果たすために、
そして、お互い対峙し踏み込みあえる、真剣な人々に会うために、
わたしたちは、今回もオデッセイで愛知県西尾市幡豆へ参ります。
関心のある方はどなたでもどうぞ、
幡豆にてご縁をお待ちしています。
有無ノ一坐 松岡弘子
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5月は香川・まんのう町のコウノトリのこうのさんが主催する「アートで田んぼ」に
飛びいり参加させてもらってフォークシンガーの詰沢脇市さん、トランペットの大森さんたちと
初セッション、三豊アグリフロンティア(こだわり市)の臼杵さんと田中さんと対峙しながらの
やぐらの上で一人ドラム舞台の武者修行でした。
臼杵さんが敬愛する土着のフォークシンガー笠置透さんの本をお借りし、読みながら帰るバスの道中。
ふと、バンド仲間が話していた、とある団体で育った「かしこい子どもたち」のことを思い出しました。
その「やりたいことをやっている」「ちゃんと育った子たち」は、
気立ても性格もよく非の打ち所なしなんだそうで、その話を聞いたときは
「すげーな」と感心したのですが、でもどこか違和感があって、
なにかが足りないな〜と思っていました。
そこには、笠木透さんの文章にあるような、人間臭さ、泥臭さがない。
話を聞いていて「すごいな」とは思ってもその子たちの姿が見えてこない。
そこに違和感があったのでした。
上に書いたその子たちは、社会に適応できて誰からも認められて
どんなことでも成し遂げられるのかもしれないけど、
その社会システムを抜きにして目の前の相手と自分が一対一で対峙し
人間臭く関係を築くことだけは、
もしかしたらできないんじゃないかな、と思いました。
人間関係力がある子ほど、
その活発なエネルギーをまわりから問題視されて、
フリースクールのなかのルールに縛られて
「あなたの言動はだめなのよ」と
直接ではなく言外につくられた空気感で排除されていく。
フリー、自由なはずなのに、おかしなことです。
でもどんな組織でも、どこからか個人よりも組織の安定化を図ってしまうのは
ある程度は自然の摂理なのかもしれません。
しかしそれにあらがえる精神をもっているのもまた人間です。
フリースクールで大人をうまく使って育った子は
やりたいことをやって、周りの人とも表面的には良好な関係を持てる、
社会に従順な、他者を見下す人間になりそうな気がします。
「やりたいこと至上主義」になりがちなフリースクールの現状。
自分のやりたいことをするのに忙しくて、お互いが関わらない、
という学校もあると聞きます。
社会を利用するわがままな人間に育てるのではなく、
ちゃんと人付き合いができる、他者と一生続くしっかりとした絆を
つくれる人を育てたいものです。
が、そんなスローガンをかがげてるだけでは
また個人が排除され組織にのまれてしまうのがオチなので
本当のところはどうなのか、なんなのか、
直接会って膝つき合わせて話しましょう。
愛知の幡豆でお待ちしています。
有無ノ一坐
橋本仁美