第二回 阿波の国 佐那河内村ふるさと円坐
3月31日に阿波の国佐那河内桜のふるさと円坐街道を開催いたしました。世間は年度末の日でしたが、ご縁の方々が遥々駆けつけてくださいました。
阿波の国へ向かう道中、淡路の山桜も美しく、こんな桜の風景を旅するふるさと円坐街道は、他にふたつとない旅の形ではないか、とおもったほどです。
たとえ、桜が咲いてなくても、土砂降りの雨であっても、どんよりした天気であっても、ふるさと円坐街道は、休日にテントがひしめきあうキャンプや観光地をめぐるグルメ旅とはまったく異なる旅です。
なぜなら円坐街道は訪ねて辿る土地そのものがご縁あるその人自身であるからです。
前回は佐那河内に住むぴよを目指して佐那河内村ふるさと円坐街道に出かけましたが、そのとき思いがけず佐那河内や徳島の方々、遠くは、島根からお越しくださった方々ともお会いし、円坐でやりとりさせていただくことで、またその方々との間で新たな面を見たりするうちに、段々と、この世から旅立たれた方々も、深いところですぐそばにいらっしゃって、絶えずまなざし働きかけてくれている事を知っていくと、一気に知らないあかの他人ではなくなってしまいます。個人的家族観から離れ、大家族としてのその人の存在感が増してくるからでしょう。
円坐にその方々がそのままいらっしゃる、それだけのことですが、それが一番大切で、いまもありありと、お顔や表情、言葉や声や佇まいまで、目の前の舞台にあらはれるように、思い出されてきます。
わたしは、たとえどんな人生を歩んできた人であっても、その人の、相手に向かう態度や姿勢、人間として生まれて死んでゆく、その人の奥底にあるものを、わたしは、知りたいと思っています。
明日から北海道への旅の空です。久しぶり北の国の円坐守人、湯本じュんき氏に会いにゆく円坐です(https://umunoichiza.link/3015/)。実は彼のふるさとも阿波徳島です。じュんきの話す徳島訛りの言葉がわたしにとっては一番の彼の歌です。
じュんきとともに一坐阿波の国ふるさとへ向かう円坐街道も実現する気がしております。
ふたたび阿波の国へ参ることの喜びをこの胸にしっかりととどめ、第二回阿波の国佐那河内村ふるさと円坐へご縁をお待ちしております。
有無ノ一坐 松岡弘子
阿波の国 佐那河内村 ふるさと円坐
日時:令和6年6月2日 日曜日 11時〜17時
場所:徳島市佐那河内「POST GARDEN」
守人:橋本久仁彦 ・ 松岡弘子 ・ 橋本仁美
定員:八名
会費:一万五千円
申込:soumon.enza@gmail.com 松岡まで
主催:有無ノ一坐 https://umunoichiza.link
写真:四万十町小城地区のお地蔵さんのお祭りの最後の女相撲の写真です