第三回 阿波の国 佐那河内村ふるさと円坐
第三回以降の阿波の国佐那河内村ふるさと円坐の日程が決まりました。
今後の開催日は、
第三回8/11(日)
第四回10/6(日)
第五回12/1(日)です。
主催のびよこと多田奈津佳氏から第三回の案内文が届きました。
おかげ様をもちまして、
佐那河内村の元郵便局POST GARDENにて、
第二回 阿波の国佐那河内村ふるさと円坐を開催いたしました。
園瀬川へは叔父とよく出かけ、川で泳いだり、
河原では、竹ちくわなどをコンロで焼いたり、
キリンビールを飲んで川をみつめていた頃の懐かしい風景も重なります。
今も叔父はいます。
この川の風景は、わたしにとっては切っても切り離せない、
阿波の国佐那河内村ふるさと円坐を照らす大切な背景です。
有無ノ一坐 松岡弘子
< 第三回 阿波の国 佐那河内村ふるさと円坐 >
日時:令和6年8月11日 日曜日 11時〜17時
場所:徳島市佐那河内「POST GARDEN」
守人:橋本久仁彦 ・ 松岡弘子 ・ 橋本仁美・橋本悠
定員:八名
会費:一万五千円
申込:soumon.enza@gmail.com 松岡もしくは主催の多田奈津佳氏まで
[ 主催者よりご挨拶とご案内 ]
第2回の佐那河内円坐を終えました。
大阪からのご一行様が帰路についたので、次回以降のお知らせを熱いうちに書くことにする。
【私は生きてるように死んでゆきたい。】
先日夫と長男に「私が先に死んだら、しばらく家の真ん中の和室にしばらく寝かせといてね。」
そんなふうにお願いした。
「良いけど、邪魔になったらその亡骸ちょっと隅っこに退けたり、またいだりするよ」
と言って笑ってくれた。
祖母が亡くなった時に、事情があって実家のリビングルームに数日寝かせられていた。
毎日何度もドライアイス交換に来てもらい丁重に対応してくれる葬儀屋さん。
一方、いつも誰かが枕元にいるわけでもなく、ましてやずっと線香がついてるわけでもない。
でも祖母は笑っていた、、ように記憶している。
実家はめでたい商売をしている。
祖母が亡くなったのは、めでたい予約で忙しくお葬式をあげる日程が取れない連休の直前だった。
だからそのめでたい予約のお客様にいただいた仕事を終えて、落ち着いてからお葬式をしようという判断だった。
多分非常識。
それまでの間、生きていた時と同じように家の真ん中の部屋に祖母がいて、
両親は忙しいから当たり前のように出勤してゆく。
お葬式まではお線香を絶やしてはいけないなんて言われるが、そんな常識はできるはずもない。
むしろ最初から常識をしようとも思っていなかった。
だれも咎めるわけでもなく、むしろ祖母も一緒になって「おめでたいお客様で賑わっている商い」を愉しんで喜んでいるように思えた。
長らく入院していて、家に帰りたいと何度も言っていた祖母。
元気だった頃と同じように抑揚のある言い方で「行ってらっしゃい」と皆を見送っていた祖母。
洗い物や洗濯を済ませると、糖尿だからと禁止されている甘い時間をこっそり過ごしていた祖母。
亡くなった後に一緒に過ごした時間は、かけがえのない祖母と生きた確かな時間。
祖母は亡くなってからも饒舌で、今も自由奔放でそれでいて生真面目な祖父を支え、自らを鼓舞して生きている。
長男は幼かったはずだが、祖母の生き様(死の迎え方)をしっかり覚えているようで
それで「わたしの時もそうして欲しい」という冒頭の話になった。
とはいえ【死んだと思って生きる】わたしがいる。
私死んでた気がするんだ、この村の川底で。
前世なのか、そんな神話を聞いたから、さも自分であったかのような錯覚に陥っているのか?どうかはわからないけれど。
とにかく「生きたかったんだよ、もっと」
生きて直接「ありがとう」って笑顔の交換をしたかった。
そんな思いがどっかりとある。
そうしたら今生きていられていることが嬉しく感慨深い。
わたしの中には常におどろおどろしい自分が居て、人を羨み妬み恨む気持ちが住んでいる。
私の中核は「サイテーな奴」だからこそ覆い隠したいわたしがたくさん居て、愚直に生きなきゃと必死で律するがなかなかうまくゆかない。
こんな思いを旅することのできた第2回円坐。
さて、実験的に1回2回の円坐を行いました。
円坐はエンカウンターグループとは違う。
等身大の、今の自分という姿で坐す。
随分前に非構成のエンカウンターグループのファシリテーターをしていた際の始まりの言葉
『これから○時まではあなたの時間。ここで起こったことはここだけの事。』みたいな約束はない。
第1回の参加者が「取っ組み合い」と表現していた。
グループだからこそできること。
1対1ではなく、複数名いるからこそ炙り出される自分の魂をしっかりと掴んで離さないでいきたい。
日常の社会で戦う自分へのご褒美のような時間。
ヘドロも鼻水も共に見つめる時間。
中医学を学ぶわたしにとって「鬼は殺すな」
共通の概念がわたしを喜ばせている。
多田奈津佳