第6回 はかた縁坐舞台-縁起をまとう

はかた縁坐舞台-縁起をまとう

日 時:9月29日(日)10時~17時
場 所:株式会社ヒューマナイズ オフィス
     (福岡県福岡市博多区博多駅東2丁目17−5 ARKビル)
参加費:10,000円(税込)
守 人:橋本久仁彦・松岡弘子
申込方法:氏名、連絡先(メール、電話番号)を記入の上
     下記アドレス
     ( event@humanize.co.jp )まで申込みください。

みなさま

今夜新幹線に乗って、明日9月29日日曜日、博多駅前のARKビルディング3階に「布陣」する
「株式会社ヒューマナイズ」オフィスにて開催いたします「第6回はかた円坐〜縁起をまとう」へ向かいます。

今日は福岡県福津市津屋崎町「津屋崎千軒“なごみ”」の和室をお借りし
有無ノ一坐の坐長が津屋崎で「津屋崎・玄界灘の円坐」を単独主催いたします。
15時から18時まで八畳和室に坐る三時間の円坐(参会費三千円)です。
「口承即興円坐影舞 有無ノ一坐」の舞台活動と精神についても語られるそうです。

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最近、義母と未二観をしています。
「今日は八分、十五分、どちらがいい?」と聞くと、さっと即答します。

土着の記憶の奥深さに毎回驚いています。

義母は、山口県萩市玉江の古い町並みの残る玉江浦の出身です。
玉江浦の集落は、橋本川沿いの甘鯛などの延縄漁業で大変栄えたそうです。
朝鮮半島近くまで漁に出て、博多や下関で水揚げし、何か月も経って、萩へ帰ってきたそうです。

途中李ライン付近で拿捕されたり、しけで遭難する人たちも絶えなかったそうですが、
集落の家々ではお互い支え合って生き抜いてきたそうです。
青年宿で熟練の者が、集落の若者に漁の精神を教え、生活を共にしながら育てたそうです。
義母の語る玉江浦の鮮やかな風景には沢山の人の面影が溢れ躍動しています。

その橋本川のみなもに映る松と橋の影は萩八景のひとつ「玉江秋月」と呼ばれ
萩の風景を特徴づけるものですが、「玉江秋月」とは、
土着の奥深い記憶を呼び覚ます義母の語る未二観の時空間そのものでもあり、
とても不思議なことです。

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11月3日(日祝)は、津屋崎の歴史的木造建築「海のほとり玉乃井」で、
きくみるはなすかかわりあう『玄界灘・津屋崎千軒』縁坐舞台公演」を実施いたします。

ご縁を心よりお待ち申し上げます。

有無ノ一坐 松岡弘子