第29回 實りのふるさと相聞茶堂
實りのふるさと相聞茶堂のご案内です
明日~明後日は関ケ原古戦場円坐 2024 です。
参加される方々のお名前をあらためて見ていたら、
1人1人の顔がいつもよりひと際思い出されてきます。
そしてなぜか関ケ原古戦場での円坐では、
叔父の眼差しもよみがえります。
叔父は終戦の年の10月24日に阿南の西方村で生まれました。
それから20年後の8月15日に、わたしは大阪の町でうまれました。
当時20歳だった叔父は、赤ん坊のわたしの目をみつめていると、
透き通った目で見つめ返してくるのでびっくりしたとよく言ってました。
そんな叔父がみつめた関ケ原とはどんな景色だったのでしょうか。
今年も参陣される方々とともに、円坐で、関ケ原を駆け巡ります。
・・・
それでは10月のふるさと相聞茶堂のご案内です。
叔父の名前の一文字の「實」をもらって坐ります。
秋は実りの秋ともいわれ、人生の秋を「林住期」と呼び、人生のクライマックスだという人もいます。
一方で、周囲に迷惑をかけず独りで死ぬんだと固く決め大切な人から離れていく人もいるようです。
実現志向から、人の中へ沁みていく旅路へと転回する、それがおそらく、ふるさとに帰る旅なのでしょう。
二年前ふるさと相聞茶堂に参加された方が、先日の萩の花 ふるさと相聞茶堂に再び参加されました。
二年前のふるさと相聞茶堂の案内文に書いた言葉を、
再掲いたします。
実って、
やがて種子となり再び萌え出いづる
ふるさと相聞茶堂にてご縁をお待ちしております。
有無ノ一坐 松岡弘子
< 第29回 實りのふるさと相聞茶堂 >
日時 : 2024年10月24日 (木) 13:30〜16:30
場所 : 芥川公民館 2F和室 (高槻市芥川町)
会費 : 3,000円
守人 : 橋本久仁彦・松岡弘子
内容 : 円坐・未二観・ 影舞
申込 : soumon.enza@gmail.com 松岡
有無ノ一坐:https://umunoichiza.link
先月、秋のふるさと相聞茶堂に、
京都より懐かしい方がお越しくださいました。
夏にお越しくださった折、
ご丁寧な御礼のお便りをいただきました。
「芥川の駐車場まで運転いただき、堤道まで上る途中、藪に雀が、4、5羽、飛び込んでいくのが見えました。
公民館の和室に入ると、雀の掛け軸がかかっていて、不思議な感じがしました。
雀に教わるようなことが、ちゃんと見えて、よかったなあ、としみじみと思います。
よかったなあ、と思ったのは、生きているからですね。
ちゃんと会っているときは、生きていますね。
木曜日は会ってくださって本当にありがとうございました。」
再び秋のふるさと相聞茶堂へ、
ちゃんと会いに来てくださいました。
【写真】萩の花ふるさと相聞茶堂9.12