「きくみるはなすかかわりあう」 九州円坐舞台群の始まりのお知らせ
2024年の秋をご一緒しています。お元気でしょうか。
有無ノ一坐の九州各地での円坐舞台につきましては今後お知らせを重ねて参ります。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
まず最初に、
「博多ヒューマナイズ円坐村塾~きくみるはなすかかわりあう」
をご案内いたします。
「ヒューマナイズ」とは「人間臭くなる」という意味です。
今週10月26日土曜日の博多ヒューマナイズ円坐村塾では以下のテーマに触れる予定です。
未二観⇔ミニカウンセリング研修会
~人間関係論ゼミナール~
①多死社会VS一人の人間の存在の証
②聞き書き、オーラルヒストリー、カウンセリング
その他の対話技法と未二観(ミニカウンセリング)の
世界観「ことばを辿る」の比較検討
③我々は本当に「関わり合って」いるのか。
日時:10月26日(土)18時~21時
会場:(株)ヒューマナイズオフィス
(福岡県福岡市博多区博多駅東2丁目17-5 ARKビル3F)
講師・守人:有無ノ一坐 坐長 橋本久仁彦
研修費:5,000円(税込)
申込方法:参加クラス名、氏名、連絡先(メール、電話番号)を記入の上
event@humanize.co.jp まで申込みください。
☆☆
翌日の10月27日(日)は、
熊本市で「くまもと子ども・若者“よりそい”シンポジウム」の基調講演者として登壇します。
ご案内はこちらからどうぞ↓
「くまもと子ども・若者“よりそい”シンポジウム」基調講演
講演の内容は、
「傾聴って何だろう?それはトレーニングで身につけるスキルだろうか?
ファシリテーションや対話感覚って何だろう?
そんなものは実在しないのではないだろうか?
真剣に、誠実に特定の相手と向き合い、共に生きて、共に死んで往く「かかわりあう世界」と、
傾聴やファシリテーションや対話感覚などの抽象的な記号を使いあい、知性化しあい、
均質化しあい、冷えてゆきあう世界は、はたして同じ世界なのだろうか?」
☆☆
はかた円坐~縁起をまとう
円坐はシンプルです。
「決められた刻限の間、人間の言葉を最後まで辿り聞く」
それだけで終わるのなら単なる傾聴のルールですが、
円坐は生きた全体世界ですので「聞く」は「効く」しかなく
「生きた無限のかかわりあい」がただちに芽吹きます。
人間が本当に「聞く」ことは「効く」ことであり、「菊」へ芽吹くということです。
「菊」とは「無限のかかわりあい」が花開いた円坐の精神的な姿であり、
「花開く」のは我々の精神の「時空を超えた可能性」です。
「本当に聞く」とは、管理されて平均化し、
商品化した「気づき」という作為を重ねることではなく、
「ふるさと」へ向かってその人独自のことばを辿り、旅をし、辿りつくことです。
「本当に聞く」とは、我々が真に実存者であることの直接的な姿勢であり、明確な宣告です。
「ふるさと」とは、「本当に聞いて、かかわりあいになる」世界のことであり、
自分が生まれた意味と情熱が、血液と体温を持った風景になって
そこらじゅうにあふれている実在の場所のことです。
その場所を「円坐舞台」と呼んでいます。
はかた円坐~縁起をまとう
日時:11月4日(月祝)10時~17時
円坐守人:有無ノ一坐 橋本久仁彦・松岡弘子・橋本仁美・橋本悠
坐衆参加費:15,000円(税込)
申込方法:参加クラス名、氏名、連絡先(メール、電話番号)を記入の上
event@humanize.co.jp まで申込みください
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有無ノ一坐を率いる橋本久仁彦さん・くにちゃんと初めて会ったのは、
2015年1月に奈良で開催された「ひとの居場所をつくる人フォーラム」でした。
ひととかかわる仕事を長年続けながら、思うようにいかないことが増え続け、
何かが欲しくて、奈良に向かったことを今でも覚えています。
くにちゃんの話を、もっと直接話を聞いてみたいと思い、そこから、
長崎、宮崎、福岡といくつか一緒の場に参加してきました。
その時その場でご縁があった参加者の方々と円坐をご一緒すると、
誰かと出会いながら改めて自分と出会うことが起こります。
くにちゃんと一緒にいると、言葉があっても無くても、
様々な因縁・縁起にまとわれた自分が映し出されます。
映し出された姿を、良くも悪くも意味づけることなく、
ただありのままに観ることで、自分を取り戻す気持ちになります。
円になって坐ることで、そこに居るだけで、生きていることを思い出す…
そんな感覚です。
コロナが酷かった頃に、息子と一緒に坐ったことも貴重な機会でした!
生きることの稽古、生きていることを実感するための稽古なのかもしれません。
興味を持っていただいた方々と一緒に居ることを共にできれば幸いです。
吉次 潤
写真は先日、江田島円坐街道のようすです



















