第五回 徳島・佐那河内村円坐
明日は徳島県の佐那河内村にて円坐を開催いたします。
・・・佐那河内の多田奈津佳さんのご案内文です・・・
【ぶつかるという事】
「相手にちゃんとぶつかれているかどうか?」
これは自分自身にちゃんとぶつかれているか?の確認作業のような気がしている。
ぶつかれるのは、相手を信用できているから表現できること。
ぶつかってもムダ、とかぶつかるほどの価値がない、ぶつかることさえも億劫だと感じていたら、
向き合いもしないはず。
いわゆる熟年離婚の原因ってこれだよね?。
一方相手にくってかかってぶつかっているように見せて、
実は自分自身にぶつかっていたりする。
自分の中の不安な気持ちを打ち消して欲しいからぶつかる。
あなたはかけがえのない人だと、ぶつかれることで確認していたりする。
結局は自分自身にぶつかりたいのではないかなと思う。
今週末は円坐をします、
円坐って何?とよく聞かれるけれどいまだに巧く語れない。
自分を信頼するに値するかどうか?
そんな確認をする時間のような気がしています。
自分のうちから湧き起こるエネルギーや
地面ふかくから轟いてくるような自分のエネルギーを味わう時間
とても魅力的な自分に気がつく時間であることは間違えないです。
ご一緒しましょう。
多田奈津佳
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12年前の11月、
大阪の住吉で「きくみるはなす縁坐舞台」を開催していました。
これは大阪市の事業でもあり、毎週市民向けの市民講座として開催をしていました。
講座が始まる前は、かならず近くの大阪市立大学の学生食堂で、お昼ごはんを食べて、
色づく銀杏木の下で珈琲を飲み、ついつい夢中になって、落ちている銀杏をひろう。
これらの景色は、12年前の過去の出来事やコンテンツでもなく、
仲間とともにいる「円坐の地平」として、ふたたび蘇ってきます。
今回訪れます徳島の佐那河内村で暮らすぴよこと多田奈津佳さんとは20年前、
橋本氏の非構成的EGの ファシリテータートレーニングクラス で出会いました。
当時のぴよは、故中谷千里さんとふたりで徳島から船で必死に通っていました。
有無ノ一坐の四名は、一見バラバラに見えますが、
現在大阪のみならず全国各地へ、会いたい人を訪ね、円坐に坐り、縁坐舞台をし、
この世の名残り旅の一坐を編成して、ふるさとを歩く円坐街道の旅もしています。
このように、各地を旅をしてたら、不意にぴよやちぃちゃんの名前が出てきたり、
仲間とともに語りあうたびに、ぴよも、ちぃちゃんも、存在感が増しています。
ぴよは現在、佐那河内村でお弁当屋さんを営み、多忙な日々を送っておられます。
円坐に坐るたびに、石切まで通える状況ではない現在もどうしたら稽古できるか、
若い頃のぴよも総動員で飛び出てきて、あの手この手で稽古の模索をしています。
そのぴよの姿勢や態度を時に厳しく時に微笑みながら、
そばでみつめている眼差しも感じます。
聞くと話す・見ると話すなど、一方向に特化すると、人間同士の関わりあう関係は成立しません。
関わりあわずに、ひたすら耳を澄まし聴く立場から動けないので、人工的な関係しか築けません。
相手のいきいきとした豊かな景色のなかへ出かけてゆき、
お互いに相手を聞きながら話をし、話ながら聞いていて、見ながら話して、話ながら見ていくと、
そんな、孤独で自分勝手な生き方は、もう出来なくなります。
目の前の相手や仲間あっての生き方へ向かわざるを得ません。
次期石切稽古会は、来年2月開始を目指して鋭意開催に向けて動き始めています。
それでは、このたびのご縁をお待ちしております。
有無ノ一坐 松岡弘子
< 第五回 徳島・佐那河内村円坐 >
日時:12月1日 日曜日 11時〜17時
場所:徳島市佐那河内「POST GARDEN」
守人:橋本久仁彦 松岡弘子 橋本仁美 橋本悠 多田奈津佳
定員:八名
会費:一万五千円
申込:soumon.enza@gmail.com 松岡もしくは多田奈津佳さんまで
HP:有無ノ一坐 https://umunoichiza.link
写真:きくみるはなす住吉縁坐舞台の前のひとときの思い出