新春 ふるさと相聞茶堂
第四木曜日、芥川にて開催していますふるさと相聞茶堂も、おかげさまで32回を迎えます。
最近旅が増え、朝目覚めると、ふと、いま何処にいるのかわからない事があります。
今朝も朝の光で目が覚めました。
昨日は東京円坐フェスで新大久保に泊まっていた事がだんだんと明らかになってきました。


そうして、今朝この案内文を書き初めました。
雀や白鷺をみつめたまなざしに照らされ、
季節の風景が色濃く残る芥川の堤防をいまも歩いているようなこの感覚と、
ふとした拍子に思い出される面影とは、
意味内容では到底説明不能な不思議な相関関係があるような気がします。
その傍らを、なにも感じず触れることなく素通りしていれば
単なるありふれた景色であったはずなのに、
なぜ、その場所と景色に焼き付いてしまっているのでしょうか
忘れないようにしているわけでもなく、常々、思いを馳せているわけでもなく、
独りでは決して思い出せないのに、唯、いつも実体を持って
そこに存在・臨在しているその存在感の総体を「ふるさと」というならそうなのかもしれません。
そのふるさとの戸はどこにあって、いつあらはれるのかはわかりませんが、
たしかにある、としか言えないそんな類いの感覚てあり、
刹那にあらわれては消えるようなそんな幻想の扉ではなく、
意味で溢れる現実世界の中に埋もれてて、実は、いつもそこに戸はあるのだ。
目には視えないけれど、単に瞑想するのでは、
いとも容易く手放してしまい虚空へと消失してしまう「ふるさと」。
確かな実感ある「ふるさと」は、いったいどんな位相にあるものなのでしょうか。
それでは、今年もよろしくお願いいたします。
第四木曜日、ふるさと相聞茶堂にてご縁をお待ちしています。
松岡弘子
< 第三十二回 ふるさと相聞茶堂 >
・日程:2025年1月23日木曜日
・時間:13時半~16時半
・場所:芥川公民館 (和室) 等
・内容:円坐・影舞・未二観
・守人:松岡 弘子
・参会費:三千円
・お問合せ:soumon.enza@gmail.com 松岡
・有無ノ一坐 : https://umunoichiza.link/
〜 ふるさと相聞茶堂 〜円に坐わって きく みる はなす かかわりあう ご縁の舞台
刻限まで円になって坐ります。参加者のお話や声なき声を聞きあい、互いに関わりあい (※円坐)、
演舞や音楽など舞台表現によって、全員参加をもとにひとり一人の想いや誇りを尊重し、
相手とふれあい、他者と対峙し真剣に関わりあう、
ふたりの間柄と舞台を見る人のまなざしが一つの球体の円形舞台となります (※影舞)。
たとえ病気や体が不自由であっても、不思議と元気になる舞台です。
ふるさとの風景や大切な人のお話、懐かしい歌や映画の話など語らい、円になって坐りましょう。
写真:ファシリテーションを越えて 2024.1.13 @東京