節目境目〜ふるさと相聞茶堂
今年は、二月の節分にふるさと相聞茶堂を開催いたします。
例年この季節は、大海円坐とその前身の一滴大海円坐、
更に七年前まではエンカウンターグループDewを
6年間開催してきましたが、昨年、さいちゃんと会って、
今年から大海円坐はしないことにしました。
大海円坐はずっと続けていく円坐のひとつでした。
ところがさいちゃんは、くにさんが言った「円坐どんどんやったらいい」
というその言葉を一方的に受け取って、仲間やうちうちで
円坐をやっていくうちに、自分達の方が円坐や影舞が上手くやれると、
確信したのかどうかわかりませんが言いました。
同時にさいちゃんとわたしは頻繁にぶつかり、時に大喧嘩になり、
何度も話をしさいご夏にさいちゃんと会って、大海円坐をやめました。
二人の関係が知らず知らずに終わったとか、
あっけなく消滅したとかではなく、むしろ真逆です。
だからといって黙って今年の節分と立春をやり過ごすのも、
何か違う気がして、急遽、川浪さんに直接お電話で連絡をし
節分にふるさと相聞茶堂を開催することにしました。
第33回 ふるさと相聞茶堂の守人は橋本久仁彦・松岡弘子です。
さいちゃんと長い間円坐をやってきたおかげで
ある種の人間関係における感覚器官みたいなものが生まれました。
いまもさいちゃんは、わたしの中に生きています。
今年の節分は、再び前進します。
この節目の季節に、京都と大阪の境目にある天王山の麓大山崎
もしくは水無瀬で「ふるさと相聞茶堂」を開催いたします。
大山崎から島本町にかけての地域には、
川の水が地下を流れその伏流水によって扇状地が形成され、
さらに水無瀬川の地表は一見枯れているように見えますが、
度重なる氾濫もあってこの流域の土地の木々や生き物、
そして人の暮らしにまで豊かな恵みをもたらしています。
伏流水の水無瀬に託けて表面に現れないこころを詠んだ相聞歌も多く、
うらぶれて 物は思はじ 水無瀬川 ありても水は 行くといふものを
「ありても」というのはそのままで、という意味です。
現在も一年間のきくみるはなすかかわりあう縁坐舞台をおこなっています
ピッコロ保育園のある梶原も同じ流域です。さらにこの地では、
桂川・宇治川・木津川の三川が合流し淀川となって、
海へ向かって大阪湾に流れ込みます。
それでは、ご縁ある方もない方も、
このたびの「節目境目〜ふるさと相聞茶堂」へのお越しをお待ちしています。
松岡弘子

< 第三十三回 ふるさと相聞茶堂 >
・日程:2025年2月2日日曜日
・時間:10時半~16時半
・住所:京都府乙訓郡大山崎町もしくは
大阪府島本町のいずれかの和室
・内容:円坐・影舞・未二観
・守人:橋本久仁彦・松岡弘子
・参会費:八千円
・お問合せ:soumon.enza@gmail.com 松岡
・有無ノ一坐: https://umunoichiza.link/
(写真は2024年度生駒石切円坐守人十六番稽古
最終回の集合写真)

〜 ふるさと相聞茶堂 〜
円に坐わって きく みる はなす かかわりあう ご縁の舞台
刻限まで円になって坐ります。参加者のお話や声なき声を聞きあい、
互いに関わりあい (※円坐)、演舞や音楽など舞台表現によって、
全員参加をもとにひとり一人の想いや誇りを尊重し、相手とふれあい、
他者と対峙し真剣に関わりあう、ふたりの間柄と舞台を見る人のまなざしが
一つの球体の円形舞台となります (※影舞)。
たとえ病気や体が不自由であっても、不思議と元気になる舞台です。
ふるさとの風景や大切な人のお話、懐かしい歌や映画の話など語らい、円になって坐りましょう。