四万十・古城の円坐 ご案内
四万十にきています。
四万十は私のもうひとつのふるさとで、
血は繋がっていないけど、
親戚と呼び合う人たちがいます。
親戚半分他人半分の、不思議な関係です。
四万十の人たちはほんとに濃いです。
都会の人間関係ではお互いを知るのに、
踏み込みあうのではなく
遠くから観察しあってお互いを知る
ところがありますが、
四万十の、とくにおんちゃん(おっちゃん)たちは、
まるのままで遠慮なく
がんがんぶつかってこられます。
でも絶対にこちらのことを大事に思ってくれていて、
全身で関わって来てくださいます。
私は都会育ちなので、
何度四万十へ戻ってもそのたびに
おんちゃんやみんなの勢いに吹き飛ばされそうに
なってそれに翻弄されて困ったりします。
困ったりして、ちょっと考えて、
いや違うな、となって、
だんだんチューニングが合ってくる感じで
調子が戻ってきます。
だから、そういうがんがんくる関わりあいのさなかで
勢いに流されるとか自分に引きこもるんじゃなしに、
ほんまに自分が思ってることを
相手に伝えていく、自分を保ちながら相手と付き合う、
というのは、
なかなか大変なことやと正直思います。
毎回来るたびにそう思います。
それゆえの、この場所での生きづらさは
たしかにあるかもしれません。
都会の人間関係のように、
無関心だったり、逆に尊重してもらったり、
配慮してもらったりという
関係性ではないので、
「自分の気持ちを大事にした在り方をする」とか
流されずに留まって自分の思いを丁寧に伝える、
という事がやりにくい、
1人で立ちにくさがあります。
都会ではちょっと「尊重」されなかったら怒ったり
避ける風土があったりもしますが、
四万十では、「この人はわかってくれない」
といってる場合ではありません(笑)
しかし私に関わってきてくださる人と
本当に関わり合うのならば、
相手は私を侵害しようとしてきているのではなく
むしろとても想ってくださっているのだから、
私のほうも、どんなやりようになってもいいから
懸命に付き合いきらなければならない
のではないでしょうか。
今回は、
四万十の人たちとのご縁の出発点で、
私にとっては二年間暮らした家でもある
旧・古城(こしろ)小学校で
円坐をひらける運びとなりました!
円坐は私にとって
付き合いきるための足場であり覚悟で証です。
円坐は限られた時間があって、
そのあいだで誰かが話し出したら
自分は出られへんくて、
そんな状況でどうするねん、
自分なにやるねん、どうするねん、という時間空間です。
どんなやりようでもいいから自分の全てをかけて
相手とやり切る、付き合いきる、
そういったところを鍛えられるという場所でも
あります。
ご関心のある方、どなた様もご一緒できるご縁を
楽しみにお待ちしております!
橋本仁美

四万十・古城の円坐
日 程 3月2日(日)
参加費 3,000円
時 間 14〜17時のたっぷり3時間
場 所 旧 古城小学校(四万十町古城地区)
1階職員室
円坐守人 橋本仁美(有無ノ一坐)
申込先 hitomi.hashimoto918@gmail.com 橋本まで