円坐影舞 阿波のうた
みなさま
ちいさなちいさな阿波の円坐舞台です。
四方の門構えより出でて開催宣言をいたします。
近頃、徳島にもふるさとのご縁の旅路が増えて、
ここから未知なる道が生まれるのも楽しみです。
今後ともよろしくお願いいたします。
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「円坐影舞 阿波のうた」 四方の門構え
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「円坐影舞 阿波のうた」の初名のり、初見参をお祝いいたします。
命名者は徳島市応神町へのご縁を結んでくださった武市有紀江さんです。
この数年急に、僕の田舎の淡路島と徳島へのご縁が深まっています。
ともにいにしえの昔から阿波の国の文化圏であり、
僕の人生を通じて続いた長いかかわりあいが深い絆になって実を結んだ人々の住む国です。
山あいに住むある方は「ここを終の地にしたらどうや?」と言ってくださいました。
阿波の国でのその言葉は、お前と一生付き合おう、死んだ後も付き合おう、という意味です。
「阿波=あわ」とは「泡」「淡い」「あわい」など顕幽の境の不可視の国に通じる表音文字です。
「あわい」とは「合う」が語源で、二つのものが重なり合い、交わっている領域のこと。
「あわのくに」とは彼此の領域が重なり、交わっている「あわいのくに」のことですね。
そして「円坐影舞」とは、真剣にかかわりあうふたりを照らして背景に開くあわいのくにの舞台です。
僕の父母のふるさとである淡路島は、まさしく「あわいのくにへの旅路の島」だったのでした。
今、人生の終末に差し掛かった我々の魂を激しく打ち鳴らす「あわいのくに」のうた声が、
「円坐影舞 阿波のうた」の名のりとなって「あわいのくにの四方の門」日本の四国に響き渡ります。
猛き血潮をゆきえずば
嵐の中のかなえとならず
弘法の
久しく栄えて松の丘
天の橋元淡路にかかる
阿波の四方の円坐門
生まれなおせと阿波のうた
橋本久仁彦
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このたび5月28日水曜日、徳島応神町にて「円坐影舞 阿波のうた」を開催いたします。
「円坐影舞 阿波のうた」は、第一回 徳島応神町江千円坐におきまして、
わたしたちが実際に阿波弁を話すこうちぇんこと武市有紀江さんと徳島で会い、
参加者の方とともに、じっくりきき、みて、はなし、かかかわりあうなかで、
生み出したひとつの証でもある、円坐影舞の舞台です。
その記念の第一回江千円坐で初めて出会った、
かなえちゃんこと中香苗さんも一緒にこのたび、
回を重ねるなかで、それぞれの自分の人生の道を、
さらに、有為の奥山を越えて前進して参ります。
わたしにとってもご縁深き徳島の地で坐る、
特別な「円坐影舞 阿波のうた」でもあります。
阿波人形浄瑠璃の義太夫の声が聞こえてくるようで、
大変うれしい命名です。
どうぞお見知りおきのほど、よろしくお願い申し上げます。
松岡弘子
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前回の徳島応神町江千円坐で、初めて影舞を体験しました。
手と手の指と指が繊細に触れ合い舞う影舞。
その時は、とても慎重に丁寧に舞ったのを思い出します。
舞った後感じたのは、キラキラ気持ち良かったってこと。
影舞を観ていて、美しいな、もっと観たいなと思いました。
毎朝、早朝に二時間ほど散歩します。
散歩のリズムが健康を保ってくれているようです。
健康を保ちつつ、円坐影舞阿波のうたで、他者との、
自分自身との新しい出会いにワクワクしています。
『円坐影舞阿波のうた』でお会いしましょう。
武市有紀江
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初めて出会う縁、再会する縁。
相手を尊重したり、自分を尊重したりしながら、
紡ぎ出される信頼や愛おしさが生まれる空間。
そこに円坐の深さと影舞の美しさがあり、いつも魅了されます。
くにちゃんがよく言う「一期一会」
何回会ってもその瞬間はもう二度とない。
そこを丁寧に、大切にするこの時間が私はとても好きです。
私事ながら、今年3月に31年間勤めた仕事を早期退職しました。
今、私は「無」からのスタートをしています。
みなさんとの「一期一会」を大切にしながら、
自分を育み、新たな生きなおしをしたいと思っています。
中 香苗



< 円坐影舞 阿波のうた>
日時 5月28日(水曜日)10時30分~17時
会場 「三軒家」徳島市応神町東貞方字貞光90番地
参会費 1万円
円坐守人 松岡弘子 橋本久仁彦 橋本仁美
主催 武市有紀江
参加申込 enzabutai@bca.bai.ne.jp 橋本まで。