「はかた円坐〜縁起をまとう」-人間と人間が関わり合うということ-
昨年より有無ノ一坐は、じゅんちゃんこと吉次潤さんとのご縁で博多へ毎月参るようになりました。
じゅんちゃん目指して会いに行く以外何も無いそんなところに「はかた円坐〜縁起をまとう」は生まれ回を重ねてきました。
じゅんちゃんがいる。
だから、会いに行く。
自分という者にとって圧倒的な「他者」と一緒に円に坐ると、ご縁も生まれ因縁も生じてきます。
同時に、退っ引きならない真剣な円坐の関わりあいは、様々な人間同士の姿をあらはにします。
時には、火花が散ったり、大きな静かな時が流れたり、人と人の間には複雑に入り組んで流れる、直線的な流れとは別の球体の位相の流れがあるようです。
義母と未ニ観をしました。
「未ニ観の未ニは?」という義母の問いから入っていきました。
そして、阿武川の河口を開拓し漁港と村をつくった義母の曾祖父達の偉業を「これぞまちづくり!」と、讃える明るい笑顔と、
龍馬も泊まった馬関(今の下関)の旅館から、曾祖父が曾祖母を連れて来たくだり(毎回登場する場面です)を語ったところで、今日の未ニ観は終わりとなりました。
こんなふうに、もうかれこれ何十回も未ニ観をして、話題としては毎回同じ話なのに、展開が毎回違ってて、義母の少女時代の萩の景色が新鮮に潤いひろがるのは、大変不思議です。
毎月博多へ行くのがとても新鮮なように、未ニ観による義母の萩往還の旅路も毎回新鮮です。
それでは、吉次潤さんより『第15回 はかた円坐〜縁起をまとう』の宣言文です。
ご賢覧いただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。
有無ノ一坐 松岡弘子
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昨年から開催をスタートした「はかた縁坐舞台-縁起をまとう」。ご縁を重ねて15回目の開催となります。
2025年11月3日(祝)に有無ノ一坐の皆さんをお迎えして円坐を開催いたします。
有無ノ一坐を率いる橋本久仁彦さん・くにちゃんと初めて会ったのは、2015年1月に奈良で開催された「ひとの居場所をつくる人フォーラム」でした。
ひととかかわる仕事を長年続けながら、思うようにいかないことが増え続け、何かを求めて、奈良に向かったことを今でも覚えています。
くにちゃんの話を、もっと直接聞いてみたいと思い、そこから、長崎、宮崎、福岡といくつか一緒の場に参加してきました。
その時その場でご縁があった参加者の方々と円坐をご一緒すると、誰かと出会いながら改めて自分と出会うことが起こります。
有無ノ一坐の皆さんと一緒に坐ると、言葉があっても無くても、様々な因縁・縁起にまとわれた自分が映し出されます。
映し出された姿を、良くも悪くも意味づけることなく、ただありのままに観ることで、自分を取り戻す気持ちになります。
円になって座ることで、そこに居るだけで、生きていることを思い出す…そんな感覚です。コロナが酷かった頃に、息子と一緒に座ったことも貴重な機会でした!
円坐は、生きることの稽古、生きていることを実感するための稽古なのかもしれません。
興味を持っていただいた方々と一緒に居ることを大切にしたいです!
<ご参考> 2017年7月に始めて円坐に参加したときの感想です
円坐に参加して改めて感じたのは、誰かに話すことによって自分がよりわかる、クリアになるという感覚です。言葉に出す、話すことで、自分が浮き彫りになる感じで、「自分が現れる」ような感覚になります(上手く表現できずにすみません)。
その一方で、何か上手くいかない時は、他者の眼を気にしている(誰かに認めて欲しい)ことが多いと言えます。逆に他者の眼を気にしていることで、集中できずに上手くいかないのかもしれません。気にする程度の問題もありますが、いずれにしても上手くいかない時ほど「心ここにあらず」という状態です。
「誰かがいなければ」と思いつつ、「誰かがいると」、この間を行ったり来たりすることが大切ではないでしょうか。
「一人で…、自分で…」と言っても、誰かがいなければ、自分もいないわけで、一人でやってる、自分でやっているというのも、誰かとの距離感の中で成立しているものだと言えます。当たり前ですが、誰かがいるからこそ、自分もいると言えます。
吉次 潤

はかた円坐-縁起をまとう
日時:11月3日(祝・月)10時-17時
場所:ヒューマナイズ オフィス
(福岡博多区博多駅東2-17-5 ARKビル)
参加費:10,000円(税込)
申込方法:氏名、連絡先(メール、電話番号)を記入の上
下記アドレスまで( event@humanize.co.jp )まで申込みください。


