西多摩円坐

ご無沙汰しております。橋本悠です。

今回、みっちーこと金子実千枝さんから西多摩で円坐をして欲しいと言う
たってのお願いを受け、みっちーの故郷である西多摩で円坐と影舞を行います。

円坐や影舞の良いところとして時、場所、場合を選ばずに出来るというのがありますが、
じゃあ逆になぜ開催地を何かのゆかりある場所でしたり大切な場所でするのか
考えた事はあるでしょうか。

円坐や影舞をやる理由はお互いが交流し出会う。ただそれだけです。

言葉にすると簡単ですが円坐で言葉だけで交流をしていると、
自分の事を伝える事にだけ精一杯になって、
そもそも自分が伝えきれてないのにも関わらず相手の反応も見ず
相手が話を聞いてくれないとイライラしたりする場合があります。
そう言った言葉で最早及ばない場面では影舞で言葉を使わない交流をします。

そして出会うという事は、相手を知り更に相手が教えてくれる相手から
見えてる自分を知るという事です。
自分という存在の在り方を他人が知っていてその他人の存在自体が
自分の証明になる。それこそ最高の自己一致だと思っています。
そして自己一致した者同士でさらに交流を深めると、
障害があったとしても2人の望むまま進みたいように進み続けられるでしょう。

そして今回はその出会う場所として、
みっちーは自分の故郷とも言える場所を選び、ここで皆さんと出会いたいと
僕にお願いしてきたのだと了解しています。

皆様にとって西多摩は東京の片田舎という景色でしかないでしょう。

世の中の物は、場所も物体もただそこにあるだけですが、
そこに人の関係性や想いがあればそれらは思い出になり
当事者たちにとって掛け替えのない価値が生まれます。

今回皆様と円坐や影舞をし出会うに当たって
この故郷と呼べる場所を選ぶという事は、大事な場所の上で
皆様と出会うという事、つまり掛け替えのない価値のある思い出にするという事です。

それが良いか悪いかはその後の自身の状態によって左右されるでしょうが、
どちらにせよ人生を鮮やかにする思い出になるでしょう。

今回は少なくともそう思い人と向かい合おうとしている人が1人います。
自分はその人と、西多摩に来て下さる人達が出会えるように全力でできる事をするだけです。

長くなりましたが西多摩円坐への参加、心よりお待ちしております。

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この度、橋本悠氏に守人をお願いし、地元である西多摩で円坐を開催できる運びとなりました。

3年前の冬に初めて参加した井の頭公園での円坐の場で、
初めて橋本悠氏の姿を見ました。
影舞のお辞儀の美しさ、すっと伸びた指先と視線の美しさに
衝撃を受け影舞に魅了されてしました。
同時にドッキとした鋭い視線、言葉にする強さに緊張感も感じました。
また会いたい、影舞姿をまた見たいと思った人が橋本悠氏です。

通勤電車の中で影舞映像を見続けてきた時間。
カメラには映り込まないものがあると思う一方で、
でもスマホに見たものを収めておきたい。
人の姿、有無ノ一坐の姿を収めておきたいと言う欲求が高まっていく中で、
もっと近くで、なんかわかんないけど観るためには行くしかない。
観る?!何を求めてなのかもハッキリわからぬまま
言わないままで行っていました。

出稽古、関ヶ原、有無ノ一坐の場で、ご一緒させて貰う中で、影舞をみる機会がふえて行くと、
橋本悠氏のものの捉え方を直接聞いてみたいという思いや
有無ノ一坐の守人の姿とは何なのか、個が立ってると感じるのは何なのかと、
知りたいという欲求が増えていきました。

そして昨年は、意を決して石切稽古、未二観、個人セッション。
円坐の場に行く度に、喉にドンドン何かが詰まって行く感じ、
頭の中が大混乱、フリーズしまくりでした。

有無ノ一坐の円坐の場やセッションの関わりの中で、
一番遠避けたい自分の姿があらわれてしまうこと。
でも私は認識出来ない。
自分の事を把握したい、自分の足で立って進んでいきたいと思うけど、
目の前にチャンスがあっても、
起きていることにそのまま向かうと言う事が分かんない。
自分を認識していく事は、みている事だけでは全く駄目でした。

私は、自分の負けん気根性を認識したくなかったので、
随分と人を避けて来てしまいました。

人を避けながら、ぶつからない様にして人に向かう、
他者の存在を感じたいとみているだけでは、
わたしは全く何をしてるかもわからず。
人に向かう事も出来ず黙るばかり。

随分と一人で、やってきてしまいました。
有無ノ一坐の場に行くと決めて、わたしが行くので、
有無ノ一坐の方々は、お一人、お一人の姿で、目の前に立って
黙ってばかりの、何も返さない私の姿をその時の事をズバッと届けてくれる。

ずっとずっと、外から呼びかけ、返ってこないのに何度も何度も
扉をたたき続けて貰った時間があって
やっと少しづづ、少しづづだけど、全部繋がってる。
その時に起っている事や自分がやっている事。

橋本悠氏の個人セッションは、ホントに個人トレーナー。
ハッキリとより焦点が絞られて、どんな状態であるかを
その時のそのままの事を示してくれる。

「それをやるか、やらないか。」

わたしは、なかなかやらなかった。
出来ない自分を、負けん気が出るのが嫌だった。
今も嫌ではある。

だけど、やっぱり投げられた玉、玉言をしっかりと
ジャストミートさせたい。
そして打ち返したい。
相手のコートに玉を入れたい!

それは、頭の中で自分だけで思い描くだけでは、
自分が実際に玉を打たなければ、何も始まらない。
身体に覚え込まさなければ、ラリーは続かないのと同じ。

わたしは、心身共に健やかな暮らし、生きて死んでいく道を模索中の今、
改めて人に向かう稽古が必要だと思う様になって、
ご縁ある人との間で始めて行きたいと思う様になりました。

わたしは、円坐はわからないけども、でも今、わたしにとって
円坐の場での人と人との関係を稽古することは必要とあります。

東京の西の外れ、東京駅から2時間くらい。
周りは山ばかり、キャンプ場ばかりだけど、
5月の新緑の山のグラデーションや朝の駅のホームからみる
山から出てくる朝の光は、とてもキレイだなと感じる様になりました。
私が生まれ育った西多摩での円坐をご一緒してくださる方、
ご縁ある方のお越しをお待ちしています。
宜しくお願いいたします。

金子実千枝

西多摩円坐

【日時】
2023年5月20日(土)10時30分~17時

【開催場所】
五日市交流センター 2階茶室  最寄り駅 武蔵五日市駅
(東京都西多摩郡あきる野市五日市411)

【参加費】
8,000円

【守人】
有無ノ一坐 橋本悠

【主催】
金子実千枝

【申込み・連絡先】
mkanemicchi6@ezweb.ne.jp(金子実千枝)