第二回 あいち鶴舞円坐

このたび愛知県名古屋市の鶴舞の地で、円坐守人をつとめさせていただきます。
第二回あいち鶴舞円坐は、伊藤妙さんが主催をしてくださる運びとなりました。

「真空妙有円坐」以来二年ぶりの、春風・桜舞う名古屋が舞台となります。楽しみです!
午前中は名古屋市公会堂の和室で円坐、そして、午後は野外で、未二観・影舞・円坐舞台三昧です。

あいち鶴舞円坐よかったらご一緒ください。
ご縁をお待ちしています。

有無ノ一坐 松岡弘子

【 第二回 あいち鶴舞円坐】

■日程:2023年4月2日㈰
■時間:9時~17時
■場所:名古屋市公会堂3階 和室(愛知県名古屋市 昭和区1丁目1-3)とその周辺 
■守人:有無ノ一坐  松岡弘子
■主催:伊藤妙
■会費:10,000円
■定員:8名

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鶴舞は、名古屋に暮らす私にとっては馴染みのある土地です。
桜の季節は名古屋市内でも有数のお花見の名所であり、賑わいを増します。

また、季節が変われば菖蒲やバラなどでも彩られます。
会場となる公会堂や鶴舞公園内の噴水塔、野外音楽堂である奏楽堂なども見慣れた風景です。

けれど、見慣れているはずの、馴染みのあるはずの風景が、
円坐が開かれるたびに見たことのない風景に変わっています。

それは、あるとき目にした風景がすべてだと思い込んでいたためかもしれません。
ただ見たことがあるというだけで、きちんと見ようとしていなかったためかもしれません。

このことは、人間関係でも同じだなと感じています。
『ただ聞く』『聞かせていただく』などという言葉を使っても、自分の都合のいいように聞くだけでは、相手の本当の姿を見ることなどできないのではないでしょうか。

思い込みの中で自分の作り上げた相手とは真剣なやりとりなどできるわけもなく、
なのに、それに気づかないままに一方的なやりとりを重ねた結果…
私自身、大切な方との間に取り返しのつかない行き違いを生じさせてしまいました。

ただ、風景の場合と違うのは、人間関係が《人》対《人》であること。
自分の関わり方だけでなく、相手の関わり方も影響するということ。
《人》と《人》の間に作り上げられるものがあり、その作り上げられたものが影響するということ。

《人》対《人》は《私》対《あなた》というけれど、、
作り上げられたものから見れば、どちらが私でどちらがあなたであってもかわりなく、
作り上げられたものがすべてであり、だからこそ、作り上げる過程が大切なのだと、
今、あらためて思います。

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私という人間を機械のように扱わないでください…。
私という人間にもあなたと同じように、赤い血潮が流れています。

あなたの隣のひとを機械のように扱わないでください…。
あなたの隣のひとにもあなたと同じように、赤い血潮が流れています。

草木も地も機械のように扱わないでください…。
草木にも地にもいのちはあるのです。
人間が自分の都合で思うままに動かす機械とは違うのです。

この世にいのちを得て人として、いつか死を向かえる時
いのちは地に還り、土となり水となり、空へ、宇宙へと広がります。
動植物に宿り、ふたたび人間の生きる力となるのです。

そんな大切ないのちだからこそ、人としてある限り、輝いていたいのです。

やりたいことをするだけでは輝けません。
思い通りになるだけでは輝けません。
賞賛や栄誉や地位をいくら手に入れても、ひとは一人では輝けません。

輝くためには照らす太陽が必要です。
人間には、自らを照らしてくれる太陽となる存在…他人が必要です。
他人のまなざしと交わす言葉が太陽となるのです。

散って初めて知りました。
輝くためには照らしてくれる太陽が必要だったことを。
ただただ輝きたいからこそ、ひとを恋願っていたことを。
太陽を求めるばかりに、たくさんの言葉を吐き出していたことを。

けれど、ひとに触れることを恐れ、身構えるたび、偽りの言葉ばかりがあふれます。
それは、身を守るための鎧です。
鎧がいつしか武器となり、周りのひとに刃を向けてしまうことにも気づかずに。
そして、刃と化した鎧でたくさんのひとを傷つけてしまったことを、散って初めて知りました。

偽りの言葉が自らをも傷つけていたことを、散って初めて知りました。
陽が当たらずに枯れていく草木と同じように。

ただただ、輝きたい。
いのちある限り、輝ける一瞬を求めて。
何もできないこの私を照らす太陽を求めて。

大きな大きな重たい鎧をおろして、太陽のもとで心の底から自らの言葉を語れたら。
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2年前の冬から始まった松岡弘子さんとの道行が3度めの春を迎えます。
今年の春は、桜花の舞い散る鶴舞公園に、松岡さんに守人としてお越しいただき、
『第2回あいち鶴舞円坐』を開催します。
ご都合の会う方に足をお運びいただき、春のひと時をご一緒できたらうれしく思います。

伊藤妙

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■申込・お問い合わせsoumon.enza@gmail.com 松岡
           または
           man.ge.kyou2021@gmail.com 伊藤 まで

※お申込み・お問い合わせに関して
①件名に『あいち鶴舞円坐』とご入力ください。
②お名前にはフリガナをお願いします。
③当日を含め、連絡の取りやすい電話番号をお知らせください。

※午前中は鶴舞公会堂の和室にて、午後からは場所を屋外に移動します。
 昼食は、外で食べやすい物をお持ちください。
※その他、ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。