篠原さんとゆく金沢八景ふるさと円坐街道と「どっこい! 人間節ー寿・自由労働者の街」映画上映寿円坐

篠原さんとゆく金沢八景ふるさと円坐街道~「どっこい! 人間節ー寿・自由労働者の街」映画上映寿円坐のご案内です。
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木下大樹氏 宣言文
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今回、篠原さんと鑑賞する「どっこい! 人間節ー寿・自由労働者の街(1975年)」は、小川プロの若手スタッフが実際に簡易宿泊所(ドヤ)に住み込んで撮影されたドキュメンタリー作品です。ちょうど高度経済成長からオイルショックを迎え、寄せ場から日雇い仕事が無くなっていった時期です。貧困や差別、病、死といったイメージが描かれていますが、それ以上に、人間が命を燃やして懸命に生きる、力強い姿を映した作品です。
この頃、篠原さんは20代後半。労働者として年末年始の越冬闘争や労働運動にも加わっていたので、当然、撮影現場にも居合わせていましたが、「俺は絶対に映らねえぞ」と出演拒否されたそうです。
出演こそされていませんが、篠原さんから映像に登場する仲間との思い出話を聞いていると、もやは彼らを他人とは思えない程、強く存在を感じることになります。
また、私にとっては、2011年にゲストとして故・田中俊夫さんをお招きし、寿生活館で上映会を行った思い出深い作品でもあります。
寿町で円坐をしていると、田中俊夫さんのお名前が何度も登場します。
俊夫さんは、横浜市職員として寿町で活動し、47歳から医学部で学び、1996年に“敷居の低い診療所”をモットーとする「ことぶき共同診療所」を設立した、寿町で知らない人はいない人物です。
そんな俊夫さんが上映後、講演をしてくださったのですが、恥ずかしながら、その時どんな話をされたのか、私はほとんど覚えていません。むしろ、篠原さんや仲間が語る俊夫さんとの思い出話の中にこそ、俊夫さんがいかに仲間から信頼され、どのように街の住人と向き合ってきたのか、その姿をはっきりと感じとることができます。
”寿町の歩く円坐”こと篠原さんは、自分のことも飾らずお話しされますが、仲間のこともまるで自分のことのように語られます。真剣に付き合ってきた仲間だからこそ、言葉にその人の姿が宿るのだと思います。
篠原さんや仲間と円坐をして、あちこちお供させていただく中で、自分が前より少しずつですが、”人と関わる”ということの輪郭がみえてきたような感覚もあります。
道連れのみなさま、今回もどうぞよろしくお願いいたします。
木下大樹

ー開催要項 ー
< 篠原さんとゆく金沢八景ふるさと円坐街道 >
日 時:2026年4月15日(水) 10時半~17時
参会費:15,000円(車での移動となります)
<「どっこい! 人間節ー寿・自由労働者の街」映画上映寿円坐 >
日 時:2026年4月16日(木) 10時半~17時
参会費:10,000円(会場は寿生活館3階です)
※両日とも※
場 所:寿生活館 3階談話室 10時半集合
(横浜市中区寿町3-12-2)※石川町駅より徒歩7分
守 人:木下大樹・橋本久仁彦・松岡弘子・橋本仁美
申込み:soumon.enza@gmail.com 松岡
主 催:有無ノ一坐 https://umunoichiza.link/







人の本質は、関わりあう(あった)者同士からあらはれるものであって、自己イメージや他人からどう見られているかで決まるものでない。
あくまでもどこまでも、突如関わった人を通じてあらはれる。
寿町で暮らす篠原さんは初めてお会いした時からずっと変わらずいつもいきいきとしておられて、わたしは篠原さんに会うと元気になって、また大切な人に会いに円坐に坐りに行こうと、旅の空に誓うのである。
篠原さんはいつも、身近で大切な人や仲間のことをおもって生きておられて、人との約束を果たし義理を通す生き様に、会うたび真剣なまなざしを感じて身に染みる。
寿町はすっかり福祉の町になり、かつての町の活気はなくなったのかもしれないが、篠原さんには、町の人びとや仲間の存在を感じるのは、なぜなのだろう。
篠原さんには、亡くなったご家族や死んでいった仲間たちが、いつもすぐ側にいるからで、関わったらどんな人でもカバーし、相手を無視したり無かったことには決してしない。
だから会いたくなるのだ。
今回、初日は篠原さんのふるさと金沢八景をめぐり、翌日は寿生活館で「どっこい! 人間節ー寿・自由労働者の街」の映画を上映し、篠原さんと一緒に映画を観てから、どっこい!円坐します。
末尾となりましたが、
皆さまのご縁をお待ちしております。
有無ノ一坐 松岡弘子

