相聞放談 円坐

「円坐(舞台)守人」が精神的にしっかりと存在していると、
円坐を開催するたびに常に新しく鮮度の高い「きくみるはなす縁坐舞台」という「生きている空間」の訪れを感じることが出来ます。

我々が日々体験している「人間関係」とは本当はいったい何であるのか、という切実な問いに、決定的な生命力を与える「きくみるはなす縁坐舞台」の理念は、内面的には50年の歳月をかけてゆっくりと外側にあらわれて来ました。

有無ノ一坐が具体的に現在各地で展開している「円坐舞台」と言う様式の成立に辿りつくまでに、我々はいろいろな出来事を通り抜け、経験を重ねてきました。

きくみるはなす縁坐舞台の揺籃期と成立に関わってきた当事者として、有無ノ一坐坐長の橋本久仁彦と副坐長の松岡弘子が今までのすべての経験を振り返り、同時にはるかかなたの彼岸を見据えて「相聞放談円坐」を開催します。

「談」は「言」が「炎」になるという字体ですから、「放談」とは「燃え上がる言葉を放つ」ということですね。

まさに「相聞砲弾円坐」です。。

今、現代という時代を生きる我々の「人間関係」の領域にまったく新しい衝動が動き始めていると思います。

現代の支配的世界観である科学的思考を身につけた我々は、物質科学だけを基盤とした世界観では、人間が最も切実に答えを求めている精神的な問題に向かい合った時に、行き詰まってしまうことに気づいています。

短い時間と限られた空間の中に、ある日生まれて人生を開始し、
数十年後には死んで再びいなくなるという不可思議な「わたしの人生」という事実に対して、物質科学は「物質としての人間の肉体の崩壊」という観察結果を提示するのみで、「わたし」を精神的に納得させる決定的な認識をもたらすことができません。

きくみるはなす縁坐舞台は、物質に傾斜したこの現実世界に深く根を張り巡らせて「人間の現在」を見届ける名残りの舞台であり、

同時に我々現代人の物質的思考の限界点から新たに始まる素朴な精神芸能であると言えます。

きくみるはなす縁坐舞台の精神空間は「円坐(舞台)守人」の存在によって立ち上がります。

円坐(舞台)守人とは、円坐舞台や未二観(未二カウンセリング)や影舞空間が、物質科学的認識のさらにその先に続く道を切り開くことができるということを了解し、不断の稽古を重ねつつ実践する者が名のる名称です。

円坐(舞台)守人は、その了解と稽古の基礎の上に、特定の場所を仕切り、刻限を約束して、円坐という新鮮な精神的空間を立ち上げます。

我々はきくみるはなす縁坐舞台の様式が、我々人類の芸術や芸能の源流に直接関連を持つものであり、我々の未来、未知の彼岸とも直結する新しい芸能の形の始まりであると考えています。

有無ノ一坐 橋本久仁彦

・・・

表題の円坐「相聞放談」を略すと「相談円坐」となりますが、相談というよりは、
どちらかというと、日曜日の早朝放送されてたテレビ番組「時事放談」に近いです。

有無ノ一坐の坐長橋本と副坐長松岡がまず、
円坐舞台で歯に衣を着せぬ発言で対談をし、

円坐や八分未二観、対談影舞など、
人間関係を縦横無尽に辿りながら、

人間関係から自然、世界、宇宙へと・・
更に踏み込んで、仕合って参ります。

死んだらお終いという彼此の断絶を、
相聞橋で橋わたしがなされたならば、

現し世は果たしてどうなるでしょう。

彼方 は わたし
わたし は 彼方

夜中に眠った時や、
目覚めの瞬間以外にも
わたしと彼方は永遠に語りあえます。

それでは、
どうぞよろしくお願い申し上げます。

有無ノ一坐 松岡弘子

<< 相聞放談 円坐 開催要項 >>

・日時:令和4年6月29日水曜から月一度

・時間:18時半〜21時50分

・場所:有無ノ一坐 稽古場 大阪市西区千代崎 2-20-8

・会費:各回 四千円

・守人:橋本久仁彦 松岡弘子

・申込:enzabutai@bca.bai.ne.jp 橋本久仁彦

*17時より喫茶リエ開店します。

 

北海道