十二月 盆暮円坐 2021 @東京三鷹


いよいよ年の瀬ですね。

今年も歳の暮れに、「盆暮円坐」を開催いたします。

場所は去年と同じく、
東京都三鷹の戸高家です。

今年は、
夏は石切相聞亭で開催させていただき、
おかげさまで夏と冬両方の盆暮円坐を、
開催させていただくことになりました。

盆暮円坐は、
ルーティンでもなければ、
何年も先の手帳の予定表にもない、
出来たてほやほやの円坐です。

二人の間で、
円坐をやりましょうと、
約束をした時に初めて、
二人の間に生まれる円坐ですが、

死ぬまでずっと二人で坐る円坐です。

東京と大阪を往来しながら、
いまも続いている円坐です。

夏は母川回帰で、
冬は御礼参りです。

自由とは、
フリーとは、
いったい何なんだろう、
と、ふと、思います。

わたしは、
自由になりたいとか、
フリーに生きたいとか、
憧れたり努力した事がなく、

唯々防ぎようもない事が、
次々と起っていく人生で、

人間関係も人生も極めて不自由で、
人と共に生きていくしか道がない、
そんなあいも変わらない人生ですが、

長年ずっと円坐をしながら生きてきて、
地元や各地で円坐舞台の旅をしながら、

円坐が日常になり、
日常が円坐になりました。

家族は、
真(まさ)に円坐の相手です。

だからこそ、
家族を越える絆の仲間は、
本当に有り難い存在となり、

他者の存在、
他者のまなざし、
他者の声が、
欠かせません。

戸高徳子さんと盆暮円坐を重ねながら、
彼女との間の事は、
もう何も無かった事にはならないのは、

お互いの姿がお互いには見えているから、
かもしれなくて、

嘘で固めたり服や持ち物で装飾したり、
せずに、
どうしようもない未完の姿も、
美しい珠玉の瞬間も、
同時にすべて二人の間にあるからこそ、

素っ裸の精神でいまも夕焼けの温泉に、
二人で入っていられるのだと思います。

盆暮円坐が始まる前、
摂津峡の温泉の横のお店で、
夕焼け空の下、未二観をしました。

その時の風景が螺旋を描いて、
いまも、何度も巡りめぐって、

こうやって、
盆暮円坐の年の暮れを迎えます。

〜対極から無極の盆暮円坐へ〜

今年も仕合いを重ねながら、
歳の暮れを共に生きて参ります。

それでは、ご縁をお待ちしております。

松岡弘子

  ・・・

だんだん寒くなってきて、
刻々と空気に暮れ感出てきました。

「盆暮円坐が開かれる、12月30日には
極まっているんんだろうなぁ。」と
私も、その日が近づいている毎日、
暮れ感からなのか、
何かがわからないのですが、
極まっている感じがしています。

私の息子は来年には3歳になります。
日々どんどん拡大していく、
圧倒的な存在です。

そんな息子には
今まで私が40数年かけて
獲得してきたつもり
積み上げてきたつもりな
常識、信念、技、たちは
通用しないどころか、
それらはガラガラ崩れ堕ちていき
私はしばし呆然とすることも多いです。

呆然としながら、
同時に内も外も広がりを感じて、
すごく知っている場所にいることも感じています。
私が、崩れ落ち、呆然とするような、
なのに、この時を待っていたような感覚もあります。

そこは、私だけではいけない、
相手がいていける場所でもあり、
相手と一緒に居たい、見たい場所です。

夕焼けに照らされながら
くぅさんと未二観をした時の
見て照らされている場所は
私だけではいけない、
くぅさんと居たい、見たい場所でした。

日々の時間が重なっている自宅で
盆暮円坐の時空が
また重なっていきます。

円坐当日、どうしようもなくなろうとも、
そのまんまの、ど真ん中むき出しの私で
いることが、悔いがないと思っています。

皆さまとのご縁を心よりお待ちしております。

戸高徳子

< 十二月 盆暮円坐 2021 @東京三鷹 開催要項 >

◇日 時 2021年12月30日日曜日 10時~17時

◇場 所 東京都三鷹   戸高家

◇守 人 戸高徳子・松岡弘子

◇会 費 八千円

◇申 込 松岡弘子 soumon.enza@gmail.com

     戸高徳子 norikolina@gmail.com