酒蔵円坐

(主催・池上利也さんよりご案内です)

デスクワークを離れて3年目に突入

野外での手仕事をする日々は身体的にはハードな事が多くしんどいが、
・自分のやった事がそのまま結果となって目に見える
・顧客の顔が見えて反応がその場でわかる
といった点がワクワクを創出し、仕事への意欲をかきたてる

自身の中でこれまでに味わえなかった感覚

土を触り、植物と対峙する時間は、自身がかいた汗の分、働いた実感となって自身に返ってくるように思う

誰かの価値観で評価が決まる世界より、自分のやった結果を目の前で喜ぶ顔が応えてくれるという事がどれほどありがたいか

やりがいという目に見えない価値をいただく瞬間に立ち会えている感じだ

さてこの秋、クニちゃん(橋本久仁彦さん)とくぅ(松岡弘子さん)をお招きし、酒蔵という場で、杜氏のお話を聴く事から始まる円坐、題して酒蔵円坐を開催いたします。

----------酒蔵円坐・影舞に向けて--------------

◎酒造り
毎年、前年に取れたお米の穂から籾(モミ)をとり、そこから稲の苗を育て、田に水を張り代掻きをした後、田植えを施す
夏には小さな花がついて秋にはタワワに実った穂を刈り取る
刈り取られたお米を使って、肌寒さを感じ始める頃に、お酒の仕込みが始まる
刈り取った後も大切に育てられ時をかけて熟成していく

◎人の暮らしとお酒
日本でお酒の歴史は古く、縄文時代から人々の暮らしの中で神事、祭事といった場で扱われ、日々の暮らしにおいても人の集まる場を中心に親しまれてきた

目に見えて手足を動かしているわけでもない小さな存在の麹菌、しかしそこに杜氏の汗の力、熟成という過程を踏むための時間、これらが合わさる事でお酒を醸している

◎私見 円坐との関わり
円坐の中でも同様に、一人の人間が口にした言葉という存在、目に見えないそれが、場や、人の心を揺さぶり、時をかけて風景を醸していく

自身の中ではお酒が持つ営みとどこか共通点があるように思えてくる

古くから人々のコミュニケーションの場に関わって来たお酒は、言葉と同様にその場の要として存在していたのなら、お酒が生まれる場所の力、杜氏が紡いできた汗の力、時の力を感じられる酒蔵というフィールドを目の前に場を開いてみたい

単に自身がお酒好きだから…という事でもあるけれど、職人さんの業界に入った自分にとって、違う職業ながら杜氏という職人さんのあり方や、経験から放たれる言葉に興味が尽きない

思いついたもののどうやったら開催にこぎつけられるのか?
手探りながら友人のつてを辿ってなんとか酒蔵関係者とご縁をいただき、ようやく開催の目処が立ち此度のご案内にいたってます

◎静岡のお酒
静岡はもともと酒どころではありませんでしたが、豊富な水量の河川があり、独自の麹菌の開発に取り組んできた事が実を結び、食中酒(食事をしながら呑むお酒)として多数の金賞を受賞するなど、今では吟醸酒王国と呼ばれるまでにいたったと言われています

◎概要
初日に酒蔵で杜氏のお話を伺い、その余韻を感じながら場所を変えての円坐・影舞の場を一泊二日で行い、宿泊は今回お世話になる志田泉酒造さんから歩いて10分ほどの所にある古民家を利用します

のどかな里山風景に囲まれてどっぷりと時を過ごします

・開催日程
 2022年10月22日(土)、23日(日)
 13時から受付 13時半スタート
・会費:¥34,000(参加費、初日夕飯、翌日の朝食、昼食代込み)
・申し込み先:toshiyan.aqua☆gmail.com(お手数ですが☆を@に変えてください)に件名「酒蔵円坐申し込み」としてお名前、住所、連絡先、食事制限情報(アレルギーの有無)、現地までの移動手段(駐車場確保のため)
・募集定員:8名まで
※詳細スケジュールやアクセス案内等はお申し込み、お問い合わせいただいた方に別途ご案内いたします。

◎訪問する酒蔵
藤枝志田泉酒造 https://shidaizumi.com/

◎利用する宿泊施設
明治30年からの古民家「ひだまり」
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皆様のお越しをお待ちしております。
◎守人:橋本久仁彦、松岡弘子
◎主催:池上利也