きくみるはなす徳島眉山縁坐舞台

秋の彼岸に、
阿波の国徳島にて開催いたします、
きくみるはなす眉山縁坐舞台のご案内です。

今年は四万十・高知・室戸・香川三豊・徳島上勝・佐那河内と、
オデッセイに名残りの出稽古ドサまわりの旗を立て駆け抜けてきました。

一度だけではなく、何度も何度も会いたい人や懐かしい面影に会いに出かけています。
実際に、仲間とともに身を運んで、会いに行くと、そこがふるさとになるのは本当に不思議です。

 日々が過ぎて行き、日々が駆けて行き、日々が飛んで行く
 さまざまな円(縁)坐舞台が休みなく続く、そんな日々です。

そして、脈脈とつながる道に、いつしか奥行きができました。

叔父が、兜甲冑と真剣を前に大勢の人に語る写真がみつかりました。
小さい頃からいつも熱く語っていた叔父のまなざしそのままでした。
その、まなざしの奥から、モラエスの精神が届いてくるようでした。

眉山の麓の寺町を歩き、影を舞った、風景が呼び覚まされるように、
わたしたちの生き様や姿を通して、縁坐影舞の舞台空間になります。

モラエスの書いた「おヨネとコハル」という本が10年前に、
叔父の夜伽見舞の日に届きました。

叔父が取り寄せていた本が夜伽見舞の日に届くなんて、と、
その本を手にして、わたしはモラエスの言葉を読みだすと、
すぐそばで叔父も一緒に読んでいる気がしました。

昨年末の≪円坐ひとひろ≫での上野公園の西郷さんの前の影舞も、
始終見守られていたあの照らされている雰囲気も、思いだされます。
上野公園の西郷さんも、眉山のモラエスも、犬を連れて印象的です。

のんびりとロープウェイで眉山に登り、山の頂や山中で影舞をしたり、
おヨネとコハルの墓所寺町からモラエスの自宅跡まで影舞散策します。

20年前、叔父が地元の人々とともに、モラエスの面影と歩いた道を、
今度は叔父の歳になったわたしがご縁ある方とともに一坐で歩きます。
少人数で賑やかな『ふるさと四国』ドサまわりもまた、楽しみです!

そして、前日の9月22日(木)は 、
大阪府高槻市芥川町でふるさと相聞茶堂です。
秋の気配が少しづつ芥川の桜堤にも立ち込めてくる頃でしょうか。

それでは、ご縁をお待ちしております。

有無ノ一坐 松岡弘子 

きくみるはなす徳島眉山縁坐舞台 令和4年9月23日(祝)

時間:10~17時
場所:徳島 眉山・寺町・モラエス通り界隈
守人:有無ノ一坐 
参加費:一万五千円
申込み/お問合せsoumon.enza@gmail.com 松岡
集合・解散場所:徳島駅前 自家用車整理場
地図 https://goo.gl/maps/tUKa5bjcYP3F9JNVA