有無ノ一坐活動8月LINE UP

昨日は「ムウ×ウムの一坐ヒトミライブ」の日でした。

会場の喫茶リエではヒトミの「影舞ドラム」が爆発し、
飛び入りした「ヤブレカブレ」のピアニスト、ナオコ×ヒトミの「水流のロック」で宇宙へ向かって飛翔したと思ったら、店の照明が落ちてチベッタンベルの音が鳴り響き空気が変わります。

「うち、ガンになったんよ」

分厚い言葉の気圧で一気に重力のかかるムウの人生舞台が立ち現れ、観客は地中深く暗黒の中心に向かって真っ逆さまに沈んでいきます。

縁坐舞台的ライブなので、ヒトミとナオコも暗黒の圧力を即興伴奏する地下ドラム&ピアノと化して、我々を人生の容赦のない事実に肉薄させます。

その悲しみの正体は、死よりもっと容赦なく冷たい我々の通常の「人間関係」の姿でもあります。
しかし、表面的な世の中から見ると深い闇に見える人間の命と人生の終末は、そのままの自分100パーセントでそこへ出向き、対峙し、仕合えばまったく異なる別世界の景色になります。

重い舞台空間の中に突然明るく身軽な空気が流れ込みます。

18歳のエンジェル、ロングヘアーの「あのん」がマイクをとって立ち上がり、
真っ白に輝く一筋の歌声。
闇と暗黒はこの一筋の光の歌声がこの世に初めて響き渡るための背景であり、大地だったのです。

闇と暗黒が、死んで往く命と生まれ出て輝く命の、
同じひとつのふるさとであることを、
ナマの体験として明白に証したムウ×ウムノ一坐ヒトミライブでした。

2023年8月4日金曜日。
真夏の夜のムウとウムノ一坐の宿縁(祝宴の誤植だけどいいのでこのまま)。

カラダの有無、時間の有無を越えて立ち会った懐かしい坐衆方は、
地中深く暗黒の闇を目覚めたまま通過し、地球の反対側の大宇宙へ突き抜けます。

向こう側にはまったく新しいふるさとの夏の空がどこまでも青くひろがり、
巨大な霊的太陽の、絶対死ぬ強烈な光と、絶対生き返るやさしい光が待っています。

「あなた とあなたに触れたきに 息が足りない この世の息が」

人生がとうとう終わる最終最高のハレの日に、
寝ぼけて生きてきた自分の目がくらんで、
本当に愛してくれる存在から逃げ出さないための稽古。

それは目の前で朽ちて落ちる自分の肉体に衝撃を受けて対峙する精神の目覚めと、
懐かしい人に一瞬で再会し新たな宇宙の旅へ向かう本当の祝祭日への準備。

肉体とこの世の自分だけが「有」であると100パーセント信じて思い上がった自我が
肉のカラダと自分の肉の感覚が100パーセント「無」であると知らされてひっくり返ること。

「日常に隠した本当」「日常に隠れた自分」に対峙せず仕合わず
ひとりで積み上げた思い込みが
「てるぺんの塔」のように崩れ、徹頭徹尾無力になること。

その道行き、魂の峠越えの円坐街道の右手に広がる緑の山並みに

「うち、ガンになったんよ」

と人生終末ムウ始発のハレ舞台が映り込み、響き渡ります。

映り込み、響き渡るのは、わが身を照らし我が言葉に耳傾ける何者かが存在するからです。
同じ尾根道の左手の景色は、
水平線まで続く群青の海原の「地球の指先」が、
透明な青い空の「宇宙の指先」にそっとふれて
そこから巨大な真っ白の入道雲が立ち上がっています。

きくみるはなす彼岸円坐舞台「宇宙影舞の段」です。

「幾百万の景色へて 
辿りし道は空に果つ 
円坐影舞縁坐舞台
あなたがわたしの還る空」(円坐影舞和讃)

口承即興影舞 有無ノ一坐 
橋本久仁彦

8月の有無ノ一坐円坐舞台ラインナップをお知らせいたします。

円坐・影舞

①「第四回あいち鶴舞円坐」 <8月6日(日)愛知県名古屋市>

②「第17回 葉月のふるさと相聞茶堂」 <8月10日(木) 高槻市芥川町>

③「大阪姉弟円坐」 <日程要問合せ大阪市西区>

④「森のようちえんスタッフ研修、音クラス」
 問合せ 橋本仁美までhitomi.hashimoto918@gmail.com

稽古・クラス・研究会

①「第3回影舞山月記(鬼)」17時半~生徒・参加者貸切喫茶リエ開店
 <8月8日(火)22日(火)有無一スタジオ>

②「『音楽による人間形成・シュタイナー学校の授業』読書会と円坐とプチ実践」
 <8月21日(月)連続クラススタート!大阪千代崎有無一スタジオ>

③「第5回四禄庵ミニカウンセリング研修会」
 <8月26日(土)京都二条>

④「第7回生駒石切円坐守人十六番稽古」
 <8月27日(日)東大阪市石切町>

④「高野山大学スピリチュアルケアコース未二観集中講義」
 <8月28日(月)~23日(水)大阪難波高野山大学サテライト教室>

【この世の名残り旅の一坐ふるさと円坐街道】

①「この世の名残り旅の一坐ムウの茨木・総持寺円坐街道」
 <8月3日(木)茨木市総持寺>

②「この世の名残り旅の一坐淡路島洲本海岸三熊山円坐街道」
 <8月11日(金祝)兵庫県淡路市>

③「この世の名残り旅の一坐高知市~四万十川円坐街道」
 <8月13日(日)~17日(木)高知県四万十市>

☆☆円坐街道のお申込みお問い合わせは橋本久仁彦まで。

【個人稽古・レッスン】

★松岡弘子の『未二観玉手箱』
 <8分間・15分間の相聞傾聴舞台。「あなた」という『ふたり』の声を聴き辿る。
 響き来るは生死彼此重なる魂魄の声>

★橋本久仁彦の『この世の名残りにアンタと会いますきくみるはなす人生縁坐村塾』
 <山口・萩への出稽古で吉田松隠や高杉晋作が遊んだ浜で影舞を舞えて幸せ。
 「おもしろきこともなき世をおもしろく」生きるもうすぐ65歳の男>

★橋本仁美の『円坐ドラム』個人レッスン
<パーカッションの大いなる深み。「円坐」は精神の雨音。気圧の谷で魂を叩く影舞ドラマー>(hitomi.hashimoto918@gmail.com)

★橋本悠の『プライベート・セッション』
<劇団やバンド内の人間関係・本番への姿勢、精神の舞台としての家族・仕事・人生。「喫茶リエ」透徹マスター>

9月以降の「この世の名残り旅の一坐ふるさと円坐街道」
先行案内

9月17日(日)~18日(月祝)岐阜県関ヶ原市
◆<第五回関ヶ原古戦場円坐>

9月20日(水)21日(木)福岡県
◆<この世の名残り旅の一坐「玄海灘津屋崎千軒」円坐街道>

9月23日(土祝)24日(日)山形県
◆<この世の名残り旅の一坐「奥州山形山寺」円坐街道>

10月4日(水)5日(木)神奈川県
◆<天台宗神木山等覚院出開帳奉納縁坐舞台>

10月15日(日)京都府
◆<この世の名残り旅の一坐「天橋立」円坐街道>

10月18日(水)~19日(木)東京都
◆<この世の名残り旅の一坐「東京西多摩」円坐街道>

11月1日(水)~3日(金祝)長野県
◆<きくみるはなす信州ヴィオパーク劇場縁坐舞台公演>

11月10日(金)~12日(日)
◆<神奈川・横浜円坐(仮称)>

11月15日(水)~16日(木)広島県
◆<この世の名残り旅の一坐「広島江田島」円坐街道>

11月23日(木)~28日(火)佐賀県・福岡県
◆<この世の名残り佐賀・基山・福岡・北九州の友と円坐街道(仮称)>

12月6日(水)~7日(木)岡山県
◆<この世の名残り鷲羽山・水島コンビナート円坐街道>

12月24日(日)大阪府
◆<イヴイヴ円坐>