四万十姉弟円坐

今回、橋本悠が四万十初上陸!
四万十の人たちとどんなやりとり・語り合いになるのか、とても楽しみです。
以下、橋本悠よりご案内を、続けて仁美からのご案内になります。

今回は28日(土)が円坐、29日(日)がヤブレカブレのライブです!
ヤブレカブレライブに関するご案内はこちらからどうぞ

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みなさま

今回は高知県四万十町の十和というところに遠征というような形で
円坐をしに行きます。

円坐というのは、見た目としてはただ円になって座り決められた時間を
一緒に過ごして行くというような感じですが、
それはただ大雑把に会話できる空間を与えてあとは好きにしてくれ、
ということをしている訳ではなく、
円坐という会話できる空間と時間を設定した上でさらに人と人とを
繋げていくという役目をもつ守人が同席します。

役目と言っても強引に喋らせたりということは致しません。
あくまで参加者一人一人を尊重していき、そこで生まれた摩擦や
すれ違いなどもどこまでも尊重していくというものです。

コミュニケーションや繋がりというものは何も綺麗に会話できること
だけではありません。恨みだったり憎悪でもそれは非常に強い繋がりで、
今はそういう感情の形をしているというだけのある種の絆と言えるでしょう。

しかし自分1人で考え込むと、そういうネガティブな感情だから
触らないでおこう、早く忘れよう、という風にしてしまいがちです。
でもそれは自分とその感情を与えてくれた相手との繋がりを
断ち切る行為でもあります。

守人の尊重するというのは、
あなたが感じた相手へのそういった感情なども漏れなく尊重し、
正しいありのままの貴方で相手と向かい合える、
一番最初に生じた繋がりを全うしていけるようにするということです。

都会から地方に出てきて現地の人たちとうまく行かない、
どう接して良いか分からないといったことも、
自分や先方のそういった感触を全て無視しているから起こることです。

すれ違いや衝突を全て無かったことにして出会っていくという順序を飛ばし、
いきなり仲良くしようとするから起こるのです。
今回は遠征なので、いつもの円坐よりもそう言ったことが
色濃く出て感じやすくなっていると思います。
人と繋がるということに興味のある方は是非ご参加下さい。

橋本 悠

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橋本仁美です。お世話になった四万十に弟と乗り込むのははじめてで、
いまからどきどき&とても楽しみにしています。

私の目下の関心は、自分の身近でも世の中的にも、
「他人と自分の思いを尊重する」ということが流行っていて
それを理由に他人に関わらない人が多いことです。
他者に踏み込んでいかなければ、その他者に反応する自分のこともわかりません。
他者に踏み込まずに、自己分析に走ってしまうと相手も自分も見失います。

踏み込むということは、言い合うこと、主張し合うこととは違います。
むしろ、自分が相手の思いを受け取って(尊重して)終わってしまうこと、
「あなたはそう思っているんですね」「私はこう思っています」という
やりとりで終わってしまうことこそが、お互いの思いを言い合い主張するだけで
終わっている状態です。

私が出会ったいなかの人たちは、
自分の思いを主張するのではなくて、私が思うよりも早く私のことを
感じ取って動きます!

ご飯のよそい方ひとつにしても、
相手の方から「なんだか悲しい気持ちになった」と言われ、そのときにはじめて、
自分がその人に対してちょっと悪いいたずら心をもって
その人のご飯を盛りすぎていたことを自覚したこともありました^^;笑

私がちょっと引きこもりたい気持ちになってスマホの電源が落ちたまま
数日過ごしていたら心配してわざわざ車を走らせ家まで見にきてくれた方もいました。

都会の感覚や若い人の感覚だと、うっとおしいとか、
思ってしまうのかもしれませんが、
他人と自分は別々で切れているのではなく、もとから繋がっていて
私の行動はダイレクトに他人に影響するものなのです。

書いてみると当たり前な気がするのですが、
これが、現代的な感覚ではとくに麻痺してしまって

私とあなたはまぎれもなく関わり合っているのに
「それはあなたの問題だ」「これは自分の問題だ」とモノのように
仕分けてしまいますが、それで問題を解決することはできません。

そうやって問題を所有するのでもなく、
「あなたはそう思うんですね」とか「自分の気持ちはこうだ」という
一方通行な自己表現でとどまるということでもなく、
相手に向かって関わっていくことで問題にふれることができます。
関わるということは、所有するものでも自己表現でもないからです。

目の前のその人と自分とが関係の歩みを進めるということは、
いまだかつてこの地球上で起きたことがなく、他の誰とも歩んだことがないもので、
それゆえ教科書にも載っていないまったく新しい道のりです。
だからそういう意味では、他者と関わるということには失敗しかありません(笑)
でもそれがとてつもなくオモシロく、のちにその人とのまったく思いがけない
新たな出会い方につながっていく最高の失敗でもあります。

ときには楽しくときには厳しい、そんな「他者と関わる道のり」を、
喜怒哀楽まるっと含めみんなで楽しみながら歩んでいけるのが、円坐です。
円坐は、自分だけだったはずのその人との関係を、周りの人と一緒に
歩んでいけることになる不思議な場所です。

ご縁あるみなさまとご一緒できるのを楽しみにしております。

橋本仁美

四万十姉弟円坐

▶日程:10月28日(土)
▶時間:12時~17時
▶場所:旧小鳩保育園・図書室横の部屋にて(仮)
(会場住所...高知県四万十町十和川口/
会場変更の可能性もあります。その際はお申込みいただいた方にお知らせいたします)
▶内容:円坐
▶守人:橋本仁美・橋本悠
▶会費:7,000円(講師交通費等)
▶申込先:橋本仁美 hitomi.hashimoto918@gmail.com まで