この世の名残り旅の一坐「東京西多摩」円坐街道

今月18日19日に東京西多摩にて表記円坐街道を実施いたします。
主催守人の金子実千枝氏よりご挨拶文が届きましたのでご高覧くださいませ。

円坐は定型のメソッドを持ちませんので、
主催守人の思想や生き様を示すナマの言葉が
そのままその土地での円坐の始まりであり、核心になります。

どの円坐も、仕切る守人がやろうとすることは、
自分自身の生き様をすべて投入して、
個人的で赤裸々な唯一無二の円坐舞台を創造することです。

それが日本各地で生まれ育った個性豊かな守人衆によって行われる
円坐の面白さであり、時にふるさとや家族を背負って坐る厳しさであり、
二度と同じ展開の無い円坐舞台のドキドキする楽しさです。

自分の土地で名のりを挙げた円坐守人は、その地にしっかり足を付け、
天と人を貫く「生きた関わり」という祭りを立ち上げる大地の祭司です。

金子実千枝氏の東京西多摩円坐舞台の主催は今回で二度目となります。
一坐一同深きご縁を深謝いたします。

有無ノ一坐 橋本久仁彦

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皆さまへ

東京の西端、地元西多摩で、有無ノ一坐四氏に守人をお願いし
紅葉の色づきには、まだ少し早い晩秋に円坐を開催いたします。

今年の春のお彼岸に山口県萩市で一泊二日の円坐街道に参加しました。

「人に向かう稽古は、一人では、自分だけの世界では、駄目そうだ。
ご縁ある人との間で始めていく。進んで行きたいです。」

と申込みの際に書いて参加すると、萩での時間の中で交わされた言葉によって、
今年は守人を立てて主催したい気持ちが出てきました。

後押しがあり直ぐに日程が決まり、
5月と10月に西多摩にて円坐を開催出来る運びへとなっていきました。

今、『円坐の中で人にしっかりと向かう、向かい合うのに、
守人の存在は大きく作用する』と凄く思うようになりました。

わたしがハッキリと言葉に出来なくても、他者からの働きかけを多く受けていることや、
見ていてくれる方の存在を後からじわりじわり感じられるのは、

有無ノ一坐の守人がその場に起こった事柄をしっかりと、
確認してくれるからだと思います。
守人によって結界する空間が変わり、誰が守人に立つかで
人や場に動きが生まれる出方、現れ具合いが違うのも興味深く、
有無ノ一坐が取仕切る円坐影舞の舞台現場は、
いつもヒリヒリしてドキドキします。

迷いに迷って行った四万十や関ヶ原円坐での思わぬ展開に出会うと、
揺らぎながらもやはり有無ノ一坐の場に行ったから、
やはり行って良かったと以前よりも強く感じます。

今年は今までのようには行けなかったり、
母の体調が一時期悪くなった時に母の存在をより考えたり、

円坐で私だけでは気付かぬ母の姿にハッとしたり、
地元での知らぬ母の姿に出会うことが増えました。

母の言動は先を行くので、私としては、
ペースを乱されイラッとすることも多いです。

イラッとした自分と母と、直ぐに忘れてしまう事が多くなってる母を前に、
直に感情をぶつけたり、兄妹や姪っ子たちを間に入れて話す事が増え、
揉め方が少し変わってきた感じがあります。

主催者としてどう向かうか、宣言できる言葉をずっと考えていて、
ずっと足踏みしてて、これは受けてもらえないかもと勝手に不安にもなっていました。

私一人で思っていた事でした。

人に向かい・向かいあう、人に出会う稽古をしていくのなら、
今、目の前にある好機を逃すのは勿体ないと思う所が出てきました。

「有無ノ一坐全員が東京の西端に出向いてくれ、
眼差し鋭い方々のいる円坐が開催出来るチャンスがある。」

これは、いくしかない!!、兎に角やって試してみる!

本人が『やるかやらないか』だけの事だけど、
わたしはご縁ある人との間で言霊を交わし、
人と交流していく中で心身共に健やかに暮らし、
生きて死んでいくのに自身の足で立ち歩みを進めたいと
5月の西多摩円坐が終わってからより思う様になってきました。

有無ノ一坐四氏と主催者として、そして副坐長からの確認・坐長からの一言で、
この度守人としても、西多摩の地へ直接足を運び、
西多摩円坐舞台に関心を寄せてくれる稀有な方々を前に、

西多摩での私だから出てきてしまうものに触れてみたい、
西多摩の地での皆様の言葉、眼差しの中で、自ら人へと関わっていく、
人に向かう稽古に挑んでいきたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。

西多摩にて、ご縁ある皆様のお越しを心よりお待ちしています。

金子実千枝

この世の名残り旅の一坐「東京西多摩」円坐街道

日時:2023年10月18日㈬八王子駅9時半
      〜10月19日㈭青梅駅17時 解散

場所:18日 八王子駅〜あきる野地域周辺
       〜五日市交流センター茶室
   19日 青梅駅周辺
       〜青梅交流センター和室
内容:円坐・影舞・
   有無ノ一坐きくみるはなす縁坐舞台公演

守人:橋本悠 橋本久仁彦  松岡弘子 橋本仁美
   金子実千枝   
参加費:25,000円

宿泊:ゲストハウス古民家リラックスホーム
   (残席2名)
移動:レンタカー
  (レンタカー代、燃料費等人数割)、
    MIRA(貨物車)

実費:別途宿泊費(3500円)・食費など
申込・問合せmicchi6@au.com 金子
主催:金子実千枝