第六回 あいち鶴舞円坐

新年の桃の節句3月3日、
愛知県名古屋市内に在ります鶴舞公園内の名古屋市公会堂和室にて、
第六回 あいち鶴舞円坐を開催いたします。

先日「理想の公園、噴水塔のくつろぎ 名古屋・鶴舞公園」という
タイトルの新聞記事をはしもとさんに見せていただきました。

門井慶喜氏の史々周国という連載記事で以下の都市の公園三条件が掲げられてて、

① 交通の便がいいこと
② 家に準ずる日常感・さりげなさ
③ 家とはちがう芝居っ気があり、背すじののびるような心の引き立つ雰囲気

これらの三条件を担うのは景色であるとありました。

木々や植えこみがよく手入れされていて、
記念碑的な建造物が添えられていること。

(単なる建造物であることを超えて公園そのものの核となり背骨をなしている)

そんな三条件を実現しているのは、
この「鶴舞公園」以上のものを知らない、とありました。

大阪生まれ大阪育ちのわたしにとって憩いの公園は、
幼い頃の大阪城公園の景色ですが、
この鶴舞公園は、どこか風情を感じます。

 桜の季節はとても美しく、夕暮れの鶴舞公園は格別です。

そして、ローマ様式の噴水塔の存在は大きくて、
その塔を背景に影舞された方々の存在感と風景が
いまも鮮やかによみがえります。

円坐会場の公会堂和室の窓からは公園を見おろすと、
ちょうど正面の庭園中央の奥には、
そのローマ様式の噴水塔が立っています。

押し付けがましくなく、決して派手でもなく、
寧ろ自然な存在感で立ってて、
噴水の吹き上げ方も、天を突き刺すような噴水ではなく、
てっぺんの水盤より放射状に自然と落下してくるのですが、
風が吹くと瀑布さながら瀧しぶきの様相となり、辺りは不可思議な光景となります。

この新聞記事を書かれた方も大阪に住んでいるそうですが、
「この公園で一日憩うためだけに新幹線に乗ってもいいと思っている。」
という言葉でこの記事の最後は、締めくくられていました。

この公園で一日円坐し影舞するためだけに
往復オデッセイを飛ばすわたし達にとって、
鶴舞公園は円坐影舞記念公園です。新年も四季折々鶴舞公園に参ります。

それではご縁をお待ちしております。

有無ノ一坐 松岡弘子

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日時:2024年3月3日(日)10時00分~16時15分
場所:名古屋市公会堂和室
  (愛知県名古屋市昭和区鶴舞1-1-3)
会費:15,000円
内容:円坐・影舞・八分未二観
守人:橋本久仁彦 松岡弘子
申込soumon.enza@gmail.com 松岡
主催:有無ノ一坐