第二回「老人ホームエルピス円坐舞台」と第八回「道にゆきくれし円坐」ご案内

12月6日7日は千葉県東金市の「第二回老人ホームエルピス円坐舞台」と
第八回「道にゆきくれし円坐」のため有無ノ一坐勢揃いで東へ向かいます。

円坐舞台は守人の御挨拶文から始まります。
千葉東金の八鶴湖湖畔、由緒ある八鶴館に円坐を立ち上げる今西道子氏の

渾身の御案内文をぜひご一読くださいませ。

有無ノ一坐の代名詞である円坐とは何か。影舞とは何か。

(千葉県東金市 今西道子さん主催)

*道にゆきくれし円坐~第八回~

【日時】 12月6日(水) 10時半~17時半
【場所】 みんなの八鶴館 
    (東金市東金1406 八鶴湖湖畔)
     ・東金駅より徒歩7分 
     ・高速バスシーサイドライナー
       八鶴湖入り口バス停徒歩5分      
【守人】 橋本久仁彦 松岡弘子
     橋本仁美 橋本悠(有無ノ一坐)
     今西道子 
【参加費】15000円
【申込み】makishimoken@gmail.com
     またはメッセンジャー今西まで 

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前回に続き、有無ノ一坐のみなさんをお迎えして
道にゆきくれし円坐の第八回となります。
こんなに早くに思いがけないことです。

最近のこと。

次から次へといろんなことが起きる。

子どもたちが大事にしていることで、私自身ではないのにむちゃくちゃ悩んだ。
私が悩んでも仕方ないのに、一緒になってしまう。一緒に。

夫が今の自分を俯瞰してみたいと
言った。
有無ノ一坐のみなさんに来てもらいたいと。
私以上に激動の中を生きている。
でもこれが普通だったり。

  もし何も
  忘れられない世界で
  出会い会ってしまったら
  憎み合うのはやめるだろうか

  もし何も
  覚えられない世界で
  すれ違ってしまったら
  振り向き合うようになるだろうか   

このところ、よく聴いていて
思う。
人が10年も前のことを覚えて憎み続けることの、生きることを。

最大の近い関係でも、他人になることを。

変人扱いして、なぜぶつからないのか。
触らずにして、憎むのか。

触れなかったら、いつまでも憎しみしかなく、
次の哀しみにも喜びにも、何にもならず、ずっと憎みでいる。
触れるから、変化してゆく。
なんにでもなれる。

施設には、うまくいかなかった人が入所してくることが多い。
天涯孤独になってくる人もいる。

でも、そのことが本当に
自分の人生の仕上げをされにきているのだと、
全うされにきているのだと、
いつも学ばされる。

一番難しいのは家族であると思う。

円坐は対峙する。
それだけでなくて、愛溢れるものである。
対峙するから、向き合うから、厳しさもあるから
あるものなのだと。
一坐の一人一人のお姿が目に浮かぶ。

触れない知らないほっとく無関心
関わらない
ではないから。関わりにいくから。

せっかくのチャンスなのに、
ただ憎んでいたことだけが露呈して
相手が悪いと言い切れる。

なんにでもなれたのに。

人は必ず命尽きる時がくるから、
それに向かってその道を
ゆき、暮れて
いくのだと、

最期にむかって
はじまる。

八鶴湖湖畔で、お待ちしてます。

今西道子

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未二観とは、そしてきくみるはなす縁坐舞台とは何か。
それは有無ノ一坐が日々各地で実演し、照明し、証明している口承即興舞台です。

有無ノ一坐は我々ひとり一人の不死性と、
帰るべきふるさとへの確信を実演する口承即興円坐舞台を興行する民衆芸能の一坐です。

橋本久仁彦