日光川治温泉 生まれ故郷を訪ねる円坐
このたび裏日光円坐道場主さくらさん(桜井敦子さん)のふるさとを訪ね日光へ円坐に参ります。
さくらさんの案内文の言葉を拝読し、
行間からさくらさんの故郷川治温泉に、
ご家族の方の面影と猫アリーちゃんも、
ここにやって来て重なり、
一滴の露(いのち)が、ふるさと(もうひとつのおおきな家族)となって、
さくらさんのお生まれの土地を元気にいきいきと走りまわっている、
そんな風景を見せてくださってるような気がいたしました。
このたび裏日光円坐道場主であり、日光川治温泉円坐主催 兼 守人さくらさんとの二人守人(対等な人間)として初めて日光へ参ります。
ご縁をお待ちしております。
有無ノ一坐 松岡弘子

『日光川治温泉 生まれ故郷を訪ねる円坐〜くぅさんを迎えて〜』
【ご挨拶】
この度、くぅさんこと、松岡弘子さんを守人にお迎えして、
わたしの生まれ故郷である日光市川治温泉をめぐりながら、円坐をひらきます。
川治温泉は、山間の小さな温泉街で、
わたしは、酒屋を営んでいた祖父母、両親と姉と、幼年期をそこで暮らしました。
今年、両親がその酒屋の店をたたみ、実家とお墓を仕舞いにしました。
過疎化した小さな部落は年々人も少なくなり、
町には大手企業に買収されたホテルが残って
小さい頃見ていた町の風景もガラリと変わりました。
何年か前のこと,とうに生徒も通わなくなっていた地元の小中学校の跡地が、公園になると聞いて、
実家に帰った冬休み、そこを訪れました。
校舎はすでにこわされていて、
誰にも踏まれてない一面真っ白な雪が積もった堆い瓦礫の山の前で、
しばらく立ち尽くしたのを覚えています。
わたしの心の中にある故郷のどの風景にも、おじいちゃんやおばあちゃん、父や母、友達、近所のおじさんやおばさんたちなどがいつもいるけれど、
目の前には壊された瓦礫の山、目に見えるものは、何もなくなってしまうなあ、としばらく呆然としたことを思い出します。
わたしにとっては、そんな風に色んなものがなくなったようにおもわれる生まれ故郷に、
くぅさんをお招きすることになりました。
……
生まれた町に一度でも円坐を置きたい、という想いをきっかけに,大阪の円坐守人稽古会に通いはじめてから、
そのあとなんどか、くぅさんが開く円坐にも参加しました。
その折々に,何気ないやりとりのことばも含め、くぅさんの大事にされる人に対する関わりや向き合いを目の当たりにしたり,
関わった人たちの声をお聞きする機会も少なからずありました。
不思議なのですが,今年の初めに,うちにいた猫が亡くなったとき、
わたしはくぅさんが主催される円坐のことをいちばんに思い出して、
申込の際、19年連れ添ったその猫が亡くなったことを何気なく書き添えました。
くぅさんは、わたしの猫のことも,その猫が,19年間のわたしと旦那の関係そのものの、象徴のような存在だったことも知らないはずなのですが、
その時頂いたことばが、(うまく言葉にはできないけれど…)
まるで、猫の方が,私たち家族を見ていた景色そのまま届けられたようだったので、
主人と何度も読ませていただいていました。
1ヶ月くらい経った頃、ふと主人が,
「あの(くうさんからの)言葉が、亡くすことは悲しみだけじゃないというか…そういう今の心境につれてってくれた気がする…」というように言っていたのが心に残ります。
……
目に見えるものと、見えないもの、
わたしはそういうものに、区別をつけて、
生きてきました.
今もそう、見えるとか,見えないとか、得られたとか,得られないとか,分かるとか、分からないとか、同じ違う、
自分と他人、生きている死んでいる,
そういう境界を問題にして、判断して,区別をつけて、自分が成り立っている。そしてそれが生きている自分だと思ってきました。
でもくぅさんを迎えるとおもったとき、
その境界線が、なにごともなく、ただ当たり前になくなっていって、
むしろなんの衒いもなく越えられていて、
ずっと歩んできたもの、関わっていたもの、
そのまま、続いているというような景色があります。
それは、なんというか、わたしにはまだ、
ときに抵抗だったりおどろきだったりするようなことだけれど、
でも同時に、…そうだったなあ。元々そうだったと腑に落ちて、なつかしく、そこにおちていくような気もします。
…
そのまま、なにもない故郷にお迎えしたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
さくら
◆日程┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
・2022年7月6日(水)〜7日(木) (1泊2日)
・集合時間と場所:
10時40分 東武線下今市駅
・解散時間:
16時30分〜頃
(下今市駅まで車で送迎)
◆会場┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
日光市川治温泉周辺
◆参加費┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
・18,000円
◆持ち物┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
寝具の準備はありますので、
必要に応じて、一泊の宿泊に必要なものをご準備ください。
(タオルや洗面用具、着替え、アメニティ、化粧用具、薬等、筆記用具、パソコン携帯の充電器類…等々)
︎お問い合わせ┈┈┈┈┈┈┈┈
桜井敦子
sakura.fule@gmail.com
または、メッセンジャーへ
◆守人┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
有無ノ一坐 松岡弘子
裏日光円坐道場主
日光川治温泉円坐主催兼守人
桜井敦子